武豊は9度目の凱旋門賞挑戦 思い出す“名騎手”ペリエのプロ意識(夕刊フジ)

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 【SPORTS BAR】  彼岸が過ぎ、すっかり秋らしくなった。スポーツ界も大リーグではポストシーズンが始まった。日本でもプロ野球は終盤戦を迎える。  競馬界も熱い。10月第1週の日曜日(4日)には「スプリンターズS」で秋のGIシリーズも始まる。同日には世界最高峰「凱旋門賞」(仏ロンシャン競馬場)がある。日本馬の参戦はないが、武豊がアイルランド調教馬ジャパン(牡4歳)に騎乗する。武にとっては3年連続、9度目の凱旋門賞である。  過去、武の最高位は2001年、仏調教馬サガシティでの3位。調べたら、今回騎乗のジャパンの母シャースティエはサガシティの妹という血縁。つまり甥である。ブラッドスポーツの競馬、こんな因縁が爆発する!?  秋のパリ…。思い出がある。1996年から3年連続で凱旋門賞を見に行った。まだバブル景気の名残があった。会社の事業企画でツアーを募った。多くのファンが集まっての引率業務である。欧州の競馬場はドレスコードがあり、おしゃれな紳士淑女が集っていた。日本のように馬券を握っての殺伐さ(!?)はそこになかった。  2006年は武豊騎乗のディープインパクトが参戦した。網膜に焼き付けたくて自腹で行った。日本からのファンが大挙押しかけ、現地でひんしゅくも買った。今となっては良き思い出である。  そういえば…。ある年の凱旋門賞前夜、パリの歓楽街のとあるナイトクラブに出かけた。見慣れた顔があった。名騎手オリビエ・ペリエ。仲間と大いに盛り上がり、他の騎手たちもいたが、宴たけなわのなか一人先に席を立った。翌日の本番、きっちりと勝った。徹底した自己管理、さすがだとうなった。  今年のペリエは英国の最強ステイヤー、ストラディバリウス(牡6歳)に騎乗、凱旋門賞自身通算5勝目を狙っているという。日本時間4日23時5分発走、日本でもテレビ中継があり、馬券もネットなら買える。武とペリエの組み合わせ。人気薄コンビだが、ちょっと買ってみるか…。(産経新聞特別記者・清水満)

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(2020/09/30)