メルセデス代表、ハミルトンのペナルティに納得できず「無理のあるペナルティだった」(motorsport.com 日本版)
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メルセデスのルイス・ハミルトンにとって、F1第10戦ロシアGPは不満の残るレースとなった。レース前のレコノサンスラップでスタート練習違反をしたとみなされ、計10秒のタイム加算ペナルティを受けた結果、3位に終わったからだ。
【動画】2020年F1第10戦ロシアGP決勝ハイライト
ハミルトンはレコノサンスラップへ向かう際、他のマシンとは異なり、コースに合流する間際の位置でスタート練習を2回行なった。FIAは、レースディレクターであるマイケル・マシが発行したイベントノートに記載されている位置を外れてスタート練習をしたと判断。違反1回につき5秒のタイム加算ペナルティを科した。
首位を走っていたハミルトンは16周を終えたところでピットに入り、10秒静止してペナルティを消化。一時は11番手まで後退したものの、最終的に3位まで挽回しなんとかダメージを最小限に抑えることができた。
ウルフはハミルトンが審議を受けることが発表された後、レース開始直前にスポーティングディレクターであるロン・メドウズと共にスチュワードの下を訪れたと明かし、ハミルトンやチームに”無理のあるペナルティ”の責任を押し付けることはないと主張した。
「エラーは常に起きるものだ」
ウルフはmotorsport.comの取材に応えそう語った。
「チームのミスでもルイスのミスでもない。誰かのせいにはしたくないし、私はそんなこと絶対にしない」
「ロンと私はスチュワードに会いに行った。裁定は彼が正しい場所にいなかったというものだった。だがどこが適切な場所なのかは、レギュレーションでもディレクターズノートでも言及されていない。だから我々は納得できない」
「彼は10秒のペナルティを受けた。レコノサンスラップでの違反で、レース中にペナルティを受けることにも議論の余地はない。しかしそれをしっかりと受け止めて前に進まなければならない」
「私はペナルティに納得できていない。なぜならそれは無理のあるモノだからだ。スチュワードの仕事には常に敬意を払っているが、この件に関しては意見が合わないんだ」
スチュワードの裁定では、ハミルトンはイベントノート19.1および、F1競技規則36.1に違反したと判断されている。
イベントノートの該当部分ではスタート練習について『スタート練習はピット出口の信号通過後(on