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タイ政府が、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐための非常事態宣言を来月末まで延長することにした。3月に非常事態宣言を出してから、すでに6回目の延長措置になる。 【写真】もっと大きな写真を見る これに対して、タイ国内では、最近熱気が高まっている反政府デモを抑圧しようとすることが目的ではないかと、疑う声もあがっている。 日本のNHKの放送によると、タイ政府は28日に記者会見を開き、「新型コロナウイルスの感染拡大防止のために、非常事態宣言の期限を今月末から10月末まで1か月延長する」と明らかにした。 タイ政府は、新型コロナウイルスの拡大を防ぐことだけが、唯一の目的だと説明している。 しかし、最近の5か月間、タイ国内における新規感染者数は1桁を維持している。最近の1週間の推移を見ると、21日(5人)22日(4人)23日(3人)24日(4人)25日(3人)26日(3人)27日(1人)となっている。非常事態宣言を出すほど、新型コロナウイルスが拡大しているわけではない。 これに対して、タイの若者の間では、非常事態宣言を延長したのは、政府に対する抗議活動や批判を抑制するためのものではないかと、疑う声もあがっている。

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(2020/09/28)