警察署が大規模災害にも対応できる代替施設と協定(静岡県)(静岡放送(SBS))

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 地震などの大規模災害では人命救助などにあたる警察署が被災する恐れがあります。警察署が被害を受けても業務が滞らないように、静岡南警察署は代わりとなる施設を借り上げる協定を結びました。 <和田啓記者>「もし地震などで甚大な被害が出て警察署が使えなくなったら…。そのときにこの建物の4階に警察署の機能を移します」  災害時に施設を借り上げる協定を結んだのは、静岡市駿河区を管轄する静岡南警察署と車の登録業務などを担う日本自動車販売協会連合会県支部です。 <静岡南警察署 及川博行署長>「いつ何時、予想外の大震災・大洪水に見舞われるかわかりません」  9月27日、県西部と中部で最大震度4を観測した地震。地震の脅威と常に隣り合わせだと思い出すのに十分な揺れでした。静岡南警察署の建物は約40年前、1982年に造られました。静岡市では南海トラフ巨大地震で最大震度7が予想されており、揺れにどこまで耐えるのか懸念があります。 <太田沙織記者>「静岡市駿河区の西島です。降り続いた雨で道路は冠水してしまっています。水の高さも膝よりも上となっています」  想定を超える大雨による安倍川の氾濫や大地震の津波も「予想外」としておけないのです。そのため、より内陸側に建つ比較的新しい建物を非常時の拠点に決めました。 <日本自動車販売協会連合会 古屋勝治専務理事>「中会議室、小会議室も必要であれば使っていただく。ここで111平米。これだけあればかなり使えると思う」  協定を結んだ建物のフロアは大中小の会議室があり、約100人収容できます。また、必要があれば備蓄品や発電機も提供するといいます。 <日本自動車販売協会連合会 古屋勝治専務理事>「何か起きた時にも守ってもらわなければいけないので、まず警察の機能をここでまかなえればと」 <静岡南警察署 矢田部透警備課長>「署の代替え施設を確保するのは市民の安心安全につながる。皆さんの治安を守る意味でも新たな決意をした」  災害時にも地域の頼れる警察署であり続けるための防災対策です。

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(2020/09/28)