上野女流本因坊、世界最強の韓国棋士撃破 栄養補給「バナナはすごい」(産経新聞)

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 囲碁の上野愛咲美(あさみ)女流本因坊(18)が28日、第3回呉清源(ごせいげん)杯世界女子選手権の2回戦で、韓国の崔精(チェ・ジョン)九段(23)に白番1目半勝ちした。崔九段は、前回の呉清源杯を含め国際棋戦でたびたび優勝するなど、女流棋士で世界トップクラス。藤沢里菜女流立葵杯(22)が昨年の非公式団体戦、「おかげ杯国際精鋭対抗戦」で勝利したことがあるが、公式戦では2012年、吉田美香八段(49)が、当時15歳だった崔九段に「黄竜士精鍛科技杯世界女子団体戦」で勝って以来の快挙だ。  ここ数年、日本勢にとって高くて厚い壁の存在だった崔九段を破ったことに、上野女流本因坊は「最後に“ひょっとして勝てるかな”と思った。あこがれの崔精さんに勝てて、これほどうれしいことはない。大満足です」と笑顔をみせた。  中国主催の大会だが、新型コロナウイルス感染拡大に伴い各国間の移動が制限されているため、インターネットを利用しての対局だった。2本のカットしたバナナで栄養補給しながらパソコンに向かった上野女流本因坊。「崔精さんが日本であった大会でバナナを食べていたので、マネしてみました。バナナはすごい」と笑わせた。  今大会前から、崔九段が対局した棋譜を入念に調べ「好みそうな布石、打ち方はだいたい分かってきた」と対策も万全。昨年9月には全棋士に出場資格がある「第28期竜星戦」で、女性初の準優勝を成し遂げ、今年も13日には、第5回扇興(せんこう)杯女流最強戦で優勝。「9月は好きですね。相性がいいみたい」と話す上野女流本因坊は29日、準々決勝で中国の王晨星(おう・しんせい)五段(29)と対局する。

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(2020/09/28)