李登輝氏を描いた日本映画、台湾初上映へ 桃園映画祭(中央社フォーカス台湾)
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(台北中央社)故・李登輝(りとうき)元総統の思想にスポットを当てた日本のドキュメンタリー映画「哲人王~李登輝対話篇~」が来月開幕する桃園映画祭で台湾初上映を迎える。同祭が28日発表した。
台湾を民主化に導いた李氏の思想の変遷を描いた同作。自殺を図ろうとした女子大生が李氏の意識と対話する形で話が進む。ドラマやアニメーション、インタビューを駆使して制作され、沖縄や台湾で撮影されたという。
メガホンを取ったのは、日本統治時代に台湾総督府に勤めていた祖父と台湾で生まれた「湾生」の母を持つ園田映人監督。園田氏は、自身にとって李氏は最も強い日本の精神を持った台湾人だとコメント。映画を見た日本人に日本の精神を取り戻してもらいたいとし、台湾人には民主化を遂げた軌跡を振り返ってもらえればとの考えを示した。
桃園映画祭は来月9日から23日までの日程で開催。同作は15日午後6時30分に中壢SBC星橋國際影城で上映される。
(葉冠吟/編集:楊千慧)