非接触パネルニーズが本格化(LIMO)

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 タッチレスでエレベーター操作を可能にするのが、フジテック㈱が展開するエレベーター「エクシオール」シリーズだ。同製品は、赤外線ビームを用いたセンサーに手をかざすことでボタン操作ができる。同社では、4月から新設向けを、8月から既設エレベーター向けを展開しており、9月には複合用途施設の既設エレベーターに、リニューアル工事を施して非接触ボタンを設置し稼働させている。  また、ミナト・アドバンスト・テクノロジーズ㈱では、非接触赤外線センサー「ディスプレア」を開発し、市場展開を開始している。筐体はベゼル(枠)のみで、既存の端末に後付けでタッチレス操作を付加することが可能だ。新光商事㈱も、後付け可能なフレームタイプのタッチセンサーを展開しており、NECマグナスコミュニケーションズ㈱が手がける券売機に実装し、7月からタッチレス券売機の実証実験を開始している。新光商事では、前述の「ノータッチフレーム」のほか、ASKA3Dプレートを用いた空中ディスプレー「AIplay」も展開し、ホテルのチェックインカウンターや企業の受付などに導入している。  このような「タッチしないタッチパネル」操作はホバーやジェスチャー技術と呼ばれ、タッチレスな操作方法を用いて、近未来感を演出したディスプレーが提案され始めている。ホバー操作とは、画面から数cmほど離れた地点から任意の画面操作をするもので、センサーにはスマートフォンで用いられるマルチタッチ可能な静電容量式センサーの相互容量式か、単に触った場所を検知するだけの自己容量方式、これらハイブリッド方式、赤外線(IR)センサーなどが用いられている。ホバー操作をするには、これらセンサーの感度を上げ、ノイズ対策を施せば良く、技術的にはすでに確立されている。コロナによる非接触ニーズに早急に対応するために、比較的簡便な赤外線センサー方式での操作が先鞭をつけたようだ。

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(2020/09/28)