ボルボXC40にPHEVが追加へ──プラグインハイブリッドの機は熟した(GQ JAPAN)

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カタログ値でのEV走行可能距離は45.6kmと、買い物など近場の移動には十分なものだ。今回はボルボのオフィスから車両を借り出し、まず芝公園ICから首都高速にのって横浜の大黒PAを目指した。出発時のEV走行可能距離は40kmと表示されていた。約43kmを走って大黒PAに到着。高速区間のほとんどをEV走行でこなした。到着直前にバッテリー残量が0になり、数km区間のみハイブリッドモードでエンジンが始動していたが、遮音が効いていてほとんど気にならなかった。帰路はエンジンを使って、積極的に充電を行うチャージモードを設定する。首都高で都内へと向かい、約42km走行した頃にはバッテリーの目盛りは約半分にまで増え、EV走行可能距離は16kmまで回復していた。有明ICで首都高を降り、ボルボのオフィスまでの約8kmの道のりはEV走行のままで到着した。ちなみにこのときのガソリンでの走行可能距離は560kmとなっており、もちろん長距離ドライブも何ら不安はない。 過去のPHEVといえば、カタログ値30kmほどの電動走行距離がせいぜいで、実際はその半分しか走行できないものもあったが、40kmも走ることができれば日常使いしやすい。長距離ドライブの際には、高速走行時にチャージして、目的地の近場ではEV走行すれば深夜や早朝でも気兼ねなく使える。 よりパワフルに走りたいときにはパワーモードを選択すればいい。エンジンを主体とし、モーターが最大限アシストする。車両重量は1810kgとやはりそれなりにかさむが、アクセルペダルを踏み込む右足の動きに応じてグイグイ加速する。また電動化を見越して設計された小型車向けプラットフォームであるCMA(コンパクト・モジュラー・アーキテクチャー)を用いており、センタートンネル部分にうまくバッテリーを配置しているだけあって、重心が低く、乗り心地はよく、ハンドリングも良好だった。 いまやどのボルボを選んでも電動化モデルではあるし、48Vマイルドハイブリッドもいいけれど、EV入門としていよいよプラグインハイブリッドの機は熟した、と感じる出来ばえだった。

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(2020/09/27)