好調・巨人打線を支える〝いぶし銀〟中島の存在(東スポWeb)

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 驚異のクリーンアップの向こうに、38歳の〝いぶし銀〟の姿あり――。巨人が27日の中日戦(東京ドーム)を5―1で下し、優勝へのマジックをまた一つ減らした。  投げてはここ1か月勝ち星のなかった、20歳の新星・戸郷が中8日で先発し、7回無失点の好投で8勝目(4敗)。打っては2番に定着しつつある松原が2本の三塁打を含む3安打1打点と躍動した。  優勝へ突き進むなかでも、若手を育てる、適性を見極めることも忘れない。試合後の原辰徳監督(62)は、中8日の間隔を与えた戸郷について「初めてローテーションを回っているピッチャーですから、そういう意味では『育てながら投げさす』というんでしょうかね」と語れば、松原の7回に放った三塁打を3ボールから打たせたことに「ノースリーから初めて彼に『打て』というサインを出したんですけど…ああいう思い切りの良さというか、天才的に彼は野球をやる方ですから、そういう意味ではいい方向に出た」と振り返った。  そんな打線に欠かせない存在となりつつあるのが、一塁を守る38歳・中島宏之だ。主に6、7番を打つベテランは8月から徐々に調子を上げ、この日も3打数3安打。ここ5試合で17打数10安打(1本塁打)と打ちまくっている。相手投手からすれば、坂本、岡本、丸のクリーンアップと対峙した後に現れる好調・中島の存在で、さらに気の抜けないものとなった。  これには原監督もニヤリで「非常にあそこの位置に…なんというかね、何と言ったらいいんだろう『目を光らせている人間』がいるというのは大きいね」と独特の表現で称えると、懸案だった一塁が固定できたのでは、の報道陣の問いにはこう語った。 「まあ、固定できたということに対しては100%とは言えないけど、こうやって戦ってきているわけですから。1、2、3、4、5、6番まで(打線の)流れとしていいと思いますね」  投打がかみ合うなかで、若手が躍動し、ベテランが渋い働きをする――。まさに優勝するチームの典型をなす巨人。手がつけられないのもうなずける。

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(2020/09/27)