「ただのベイルじゃないかと…」ウェールズの至宝を見くびった元イングランド代表DFの末路とは?「僕は壊された」(SOCCER DIGEST Web)
【リンク先抜粋】
新型コロナウイルスの影響で各クラブがダメージを受け、当初はビッグディールが少ないと見られていた今夏の移籍市場は、蓋を開けてみれば、注目銘柄の移籍が相次いでいる。
【動画】トッテナム時代のゴラッソ! ベイルのスーパープレー集はこちら
なかでも、小さくない話題を振りまいたのが、ウェールズ代表FWガレス・ベイルのトッテナム復帰だ。2013年9月に当時の史上最高額となる8500万ポンド(約120億円)でマドリーに移籍して以来、約7年ぶりにノースロンドンへ舞い戻ったのである。
不安要素がないわけではない。現在31歳のベイルは、ここ数年は相次ぐ怪我でパフォーマンスが低下している。
しかし、そんなウェールズの至宝とかつて対戦した選手からすれば、そのパフォーマンスはやはり際立っていたようだ。マンチェスター・シティやアストン・ビラで活躍した元イングランド代表DFのマイカー・リチャーズは、自身が出演した英公共放送『BBC』のラジオ番組『Monday Night Club』の中で、次のように語っている。
「随分と前のことだけど、僕はサウサンプトンにいた時のベイルと対戦したことがある。彼がまだ左サイドバックで、僕は右サイドバックだった。メディアに『リチャーズvsベイル』なんて大きく取り上げられたことを覚えている。でも、その時は僕が彼をやっつけたんだ。簡単にね。
だから、数シーズン後に彼がスパーズへ移籍した時も、周囲の反応とは違って、僕はこう思っていた。『なんだ。ただのガレス・ベイルじゃないか。僕なら簡単に対応できる』ってね。でもそれはとんでもない間違いだった。僕は彼に壊されたんだ」
「スピード、パワー、フィットネス、全てが半端じゃなった」と続けたリチャーズは、不安視される今のベイルについても「問題ない」とキッパリと言い放った。
「ディフェンダーとしては、最初に対戦した時にガツンとやれば、相手はやり返せないとずっと思うものなんだ。実際、そういう選手も少なくなかったからね。でも、彼はカムバックし続けた。だから、たとえ今のベイルが70パーセントだとしても、スパーズはすごいチームになるはずさ」
かつてのライバルから太鼓判を押されたベイルは、はたして、モウリーニョのトッテナムで“復活”を遂げられるだろうか。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部