世界首長誓約、台湾6都市を「中国」と表記 台北は「脱退辞さない」(中央社フォーカス台湾)
【リンク先抜粋】
(高雄中央社)地球温暖化対策に取り組む自治体による「世界首長誓約」の公式サイトで、台湾の都市について「中国」と表記されていたことが26日、分かった。台湾の参加都市は相次いで抗議しており、台北市は過去にも同様の問題があったと言及した上で、脱退も辞さない考えを示した。外交部(外務省)も27日、抗議の意を表明した。
台湾では台北市のほか、新北市、桃園市、台中市、台南市、高雄市の計6都市が同誓約に参加しており、サイトではこれら全てが「中国」の都市として記されている。
最初に指摘したのは高雄市で、26日夜、報道資料を出し「台湾は中国の一部ではない」として訂正を求めたと説明。高雄市は同誓約の元になった国際組織「イクレイ」のメンバーで、同市は「中国」の都市として加盟していないと訴えた。
台北市は27日に報道資料を出し、同市が加入した2015年にも中国の都市として扱われたことがあったと指摘。当時は交渉を経て修正されたとした上で、今回の訂正要求が受け入れられなければ、関連イベントへの参加を拒否するとの立場を示し、脱退も辞さないとした。
桃園市も27日、抗議と訂正要求の書簡を出す方針を表明。国際組織による台湾の矮小化は決して受け入れないとした。
(洪学広、王淑芬、李宛諭、呉睿騏、游凱翔/編集:楊千慧)