【余命を伸ばすレストア】デューセンバーグ・モデルSJ 世界最高を復活させる 後編(AUTOCAR JAPAN)
【リンク先抜粋】
text:Greg Macleman(グレッグ・マクレマン)
photo:James Mann(ジェームズ・マン)
translation:Kenji Nakajima(中嶋健治)
デューセンバーグ・モデルSJのオーナー、ジャック・テバーグは情熱的なクラシックカー・ファン。きっかけは、ブルース・スプリングスティーンがオーナーだったという、1949年製のクライスラー・タウン&カントリー・コンバーチブルだった。
【写真】デューセンバーグ・モデルSJ (31枚)
北米のクラシックカー・ファンらしく、デューセンバーグは常に視界の中にあった。「いつも、デューセンバーグが頭にありました」。と笑顔で話すジャック。
モデルSJのオーナーになるという野望は、見事に実現した。だが、その道のりは長く、険しいものだった。
「クルマを購入したのは14年前。シカゴのビル・ハック・コレクションから。100台ほどの色々なクルマがあり、修理途中のものも沢山。6・7台のデューセンバーグも含まれていました」
ジャックが購入したデューセンバーグは、修理できる状態とも呼べない代物。カタチがあったのはシャシーだけで、エンジンはバラバラの部品と化していた。
1960年代初頭にボブ・ギャサウェイが手掛けたボディも、一部が残っているに過ぎなかった。オリジナルのマーフィー製ボディは、数十年前になくなったそうだ。
「クルマの保管用として、ニューヨークのロチェスターに倉庫を持っていました。バラバラのデューセンバーグは、長い間そこへ保管していました。レストアを受けてくれる人と、エンジン・ビルダーを見つけ出すまで、かなりの長期間」