V長崎 余力残して3位ターン 競争激化の後半戦へ(長崎新聞)

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 サッカーJ2リーグは23日で前半戦を終了。V・ファーレン長崎は首位と勝ち点4差の3位で折り返した。序盤はトップを独走していたが、その後に失速。アウェーで勝ち点を拾えない試合が続き、ここ6戦未勝利で北九州、徳島の2チームにかわされた。J1に昇格できるのは2位まで。リーグ屈指の攻撃力を誇るだけに、後半戦は「勝ちきる」勝負強さが求められる。 ■強さともろさ  V長崎は開幕4連勝で首位に立ち、第9節まで無敗をキープ。第21節終了時点でトップの北九州と一時は勝ち点9差をつけた。だが、第10節で徳島に1-3で敗れたあたりから、アウェーで苦戦が目立つようになり、足踏みをしている間に追いつかれ、かわされた。  手倉森監督は「悔しさ、培ったものを残り一巡で出して、最終的にてっぺんを目指す」と“再逆転優勝”を誓う。  戦績は11勝7分け3敗。負け数はリーグ最少タイと評価できる一方、追いつかれてのドローが4試合ある。「強さ」と「もろさ」の双方が見えた前半戦だった。  ボランチの秋野が最後尾からゲームメークして、両サイドバックの毎熊、亀川、ときにはセンターバックの二見やフレイレまで前線に顔を出す攻撃は迫力があり、相手を自陣に閉じ込めた。ただ、生命線のパスワークが乱れると、一気に機能不全に陥ってしまうのが難点。総失点20のうち18がアウェーだったことから、敵地の雰囲気にのまれがちな傾向もあった。  カギを握るのはイバルボ、ルアンの“南米二枚看板”だ。イバルボはフィジカルの強さ、ルアンは足元の技術を随所で発揮しているが、両者ともまだ2ゴールにとどまり、実力を十分に発揮しているとは言い難い。アウェーで思い通りにゲームを進められない中でも、2人の個の力で強引に勝利をもぎとるようなたくましさがほしい。 ■ぶれずに戦う  過去5年間のJ2順位を振り返ると、昇格圏内の2位以内に入ったチームは、最終的に勝ち点80前後を積み上げている。現在40のV長崎は、悪いながらも昇格ペースに乗っている。  さらにV長崎に余力を感じるのは、他の上位チームと比べて、多くの選手を積極起用している点だ。現時点でプロ登録30人のうち26人が出場。例年以上にハードな連戦が続く中、積極的な温存策を取り、疲労を分散しながらも常に上位にいるあたりは、昇格争いの本命と言えそうだ。  例年、リーグ後半戦で大幅な順位変動が起こっている事

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(2020/09/27)