日本酒の新ブランド〈IWA〉が誕生。写真家・津田直さんとコラボ(Webマガジン コロカル)

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■津田直さんが富山で見出した“水の旅”とは 世界有数の深雪地であり、立山連峰を水源とする清らかな水に恵まれた、富山県立山町白岩。この地に、日本酒の新たなブランド〈IWA〉が誕生しました。 【写真で見る】2021年春には、隈研吾さん設計の酒蔵「白岩」がオープン予定 このお酒がこれまでになく新しい理由は、フランスのシャンパーニュ地方の中心に生まれ、28年にわたり〈ドン ペリニヨン〉を率いたリシャール・ジョフロワさんが手がけていること。 最初のリリースとなる日本酒〈IWA 5〉は伝統的な技法で醸されながらも、日本酒にとって画期的な手法であるブレンド技術を用いて完成したといいます。 同ブランドでは様々なクリエイターとコラボレーションを行っており、ボトルのプロダクトデザインはマーク・ニューソンさん、ラベルのアートディレクションは中島英樹さん、題字は書道家の木下真理子さん、酒蔵の設計は建築家の隈研吾さんが手がけています。 今回ご紹介するのは、写真家・津田直さんとのプロジェクト。2019年冬から2020年秋まで、およそ1年かけてIWAが生まれた舞台を撮影するもので、公式サイトにて、順次シリーズを公開していきます。 津田さんは、IWAのコラボレーターのひとり、〈桝田酒造店〉当主・桝田隆一郎さんを訪ねた際に、あるテーマを見出したといいます。 「今回のお話を頂いてから富山にある桝田さんの酒蔵を訪れ、日本酒がどのように生まれるか――米を磨き、研ぎ、浸し、蒸し、麹を加えて発酵させ、搾り、ようやく一滴のお酒が落ちるまでの過程を見せていただきました。そのときに、なんと長い旅を経てお酒が生まれるんだ、という印象を受けたんですね。また、立山町は山と海のつながりが見て取れる場所にあり、3000メートル級の山から一気に山肌が下り、水深1000メートルの富山湾の海へと入っていくんです。山頂から海底迄は、4000メートルもの高低差があります」 「その地形について調べていたときに、雪解け水が山から富山湾へそそぐ過程と日本酒が生まれるまでの過程が僕の中で重なり、"水の旅"のようなものを想像し始めました。そこでリシャールさんに、1年を通じて富山のランドスケープを撮影し、水を巡る旅を追ってみてはどうですか、とご提案しました」 それからミーティングを重ね、パリで合流した際には意気投合したという津田

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(2020/09/27)