韓国人射殺で金委員長が謝罪も…文在寅政権熱望の「南北融和」は難航か(FNNプライムオンライン)

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ーー北朝鮮の書簡から分かる事は? 高位脱北者: 謝罪の部分ばかりが注目されているが、北朝鮮は書簡の中で、「遺体を燃やした」との韓国国防省の説明について、「浮遊物を燃やしただけ」と否定している。また被害者をあくまで「不法入国者」と呼び、被害者が不審な行動を取ったなどと主張しながら、射殺自体は海上警戒規則による規定通りだったと強調している。遺体を燃やすという野蛮なイメージの拡散を止め、事件のきっかけが韓国人による不法な越境であり韓国側の責任を前面に押し出す形になっている。 ーーなぜ金委員長は謝罪したのか? 高位脱北者: 「申し訳ない」という謝罪の気持ちを相手に伝えるよりも、韓国国民に対して「金委員長は人徳がある」というイメージを拡散させるために利用したと分析することができる。今回の書簡を一言で要約すれば「申し訳ない」という話を前面に出しながら、南北関係を主導するのは北朝鮮であり、その主人は金正恩委員長であるという点を表面化させた。同時に、北朝鮮はコロナと自然災害の中でも正常に機能しているということを見せる意図がある。つまり「謝罪」ではあるが「謝罪が目的ではない」と言える。 よく練られた戦略で「キジも食べ、卵も食べる(※一挙両得のこと)」という北朝鮮のことわざにぴったり合う戦略にみえる。 ーーハノイでの米朝首脳会談が決裂して以降、北朝鮮は韓国を無視してきた 高位脱北者: 金委員長は2019年4月の最高人民会議で文大統領を「差し出がましい人物」として公の場で指摘した後、今日まで南北関係を一切遮断してきた。また「茹でた牛の頭も笑う(※相手を馬鹿にする言葉)」などと、口にすることも憚られるような悪口を日常的に言ってきた。そしてついには南北連絡事務所を爆破する極端な行為に至った。これは金委員長が米朝首脳会談の過程で感じた文大統領に対する怒りが爆発したためと分析される。要は、文大統領を「口蜜腹剣(※口には蜜を塗り、腹には剣がある。表と中身が違う事の例え)」な人物だと評価している。 金委員長は文大統領に騙された怒りを今も解消していない。おそらく金委員長は、今回の機会を利用して、南との和解ではなく、朝鮮半島の統治者としての確固たる権威は自分にあるという事、そして同胞愛的な人間味を持つ人物であることなどを、自然な形で韓国側に刻みつけようとしたのだろう。 韓国は今回の契機を

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(2020/09/27)