日本との関係を改善せざるを得ない中国~菅政権はどう出るべきか(ニッポン放送)

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宮家)相手の中国の方ですが、「保守団結の会」という応援団が、「中国はけしからん」とおっしゃってくれているわけです。首脳会談をやる前に、こういう応援団がいろいろと言ってくれるのはいいことです。中国は、日本の国内がどうなっているのかということに、関心が高いと思います。アメリカとの関係が悪いので、日本との関係を改善せざるを得ません。日米の関係にくさびを打ちたいからです。そうなると日本はどう出るのか。安倍さんのときは手強かったけれど、菅さんになれば変わるのではないか、二階さんが近いのでもしかしたら……と、いろいろ期待を持っていると思うのです。しかし、問題はあなたの態度なのだと。日本だけではなく、他の国もみんな困っていて、日本対中国ではなく、「国際社会対中国の問題なのだ」と、こういう話なのです。ですから、応援団がこうやってエールを送ってくれるのはいいのですが、中国との付き合い方は是々非々で行くべきだと思います。決して喧嘩する必要もありませんが、言うべきことはしっかり言わないといけない。特に安全保障の分野ではしっかりと、もう政策は変わったのです。この「保守団結の会」は、対中政策の根本的な見直しを求める決議を、ということですが、私に言わせれば、根本的に方針が変わっていると思います。 飯田)すでに変わっていると。 宮家)ええ。それは中国側もわかっていると思います。そのなかでの国賓来訪という話ですから、私は応援団の応援は歓迎だと思っていますけれど、実際に中国側とやるときに考えなくてはいけないのは、常にアメリカ、ロシア、中国、そして日本、国際社会、普遍的価値、安全保障。経済ももちろん大事ですが、ここを原点において考えれば、自ずと中国に対する立場に一貫性が出て来るだろうと思っています。 飯田)宮家さんは常々、「もし国賓ということが出る場合は、中国は日本の言うことを最大限に聞いて来るときだから、うまく使うべきだ」とおっしゃっていました。

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(2020/09/27)