トランプ氏、米連邦最高裁判事に保守派エイミー・コーニー・バレット判事を指名(BBC News)

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ドナルド・トランプ米大統領は26日、人工妊娠中絶に反対するなど社会的保守派が歓迎する48歳女性判事を、がんで亡くなったリベラル派のルース・ベイダー・ギンズバーグ判事の後任として指名した。終身任期の最高裁判事人事を大統領選を目前に行うトランプ政権に、野党・民主党は強く反発している。 ホワイトハウスで指名を発表したトランプ氏は、バレット判事を「比類ない功績、とてつもない知性の女性」で、「卓越した学者、そして卓越した判事」だとたたえた。さらに、「決してひるむことない忠誠心を憲法に抱いている」と説明した。 バレット判事は、最高裁判事としての自分の判断はあくまでも法律に沿って行うと強調。「裁判官は政策決定者ではない。自分自身が特定の政策について抱いているかもしれない見解は、決然として横におかなくてはならい」と述べた。 バレット判事が上院に承認されれば、最高裁判事の構成(定数9人)は当面、6対3で圧倒的に保守に傾くことになる。1人の大統領が最高裁判事を3人も選ぶのは異例。 大統領選をトランプ氏と争う民主党のジョー・バイデン大統領候補は上院に対して、「アメリカ国民が次の大統領と次の連邦議会を選ぶまで、欠員人事を進めないよう」呼びかけた。 「最高裁に誰が座るべきか、合衆国憲法は有権者には一度だけ発言権を与えている。今こそその時で、有権者の声を聞くべきだ」と、バイデン氏は上院に承認手続きを大統領選以降まで待つよう求めた。バイデン氏は、大統領選目前に最高裁人事を強行するのは「権力の乱用」だと非難を繰り返している。 最高裁判事は終身制で、自分を指名した大統領がホワイトハウスを去った後も、最高裁に留まり、重要判決を下し続ける。人工中絶や医療保険制度、銃規制や同性結婚など国民生活に大きく影響する判断をするほか、最近では、トランプ政権によるイスラム教徒の多い国からの入国制限を認めたり、気候変動対策の差し止め請求を認めたりしており、その判断は世界情勢にも影響を与える。 激しい接戦で結果がなかなか判明しなかった2000年大統領選の際には、最高裁がフロリダ州の再集計を差し止め、その結果、ジョージ・W・ブッシュ氏が当選した。 今年の大統領選の開票結果が紛糾(ふんきゅう)した場合も、最高裁がその決着に影響する判断を示す可能性もある。それだけに、11月3日の大統領選を目前にした後任人事に、

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(2020/09/27)