探求者・藤井猛九段「戦法は悪くない。負けているのはおれのせい」振り飛車との生き様に後輩棋士が感動(ABEMA TIMES)

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 将棋界の「藤井」と言えば、今でこそ最年少でタイトルを獲得し日本中の話題となっている藤井聡太二冠(18)を想像する人も多いだろうが、藤井二冠がデビューする前は藤井猛九段(49)だった。現在でも、解説やイベントでの軽快なトークで人気なベテラン棋士だが、なんといっても支持される理由は、アマチュアに人気の振り飛車で戦い抜いていること。一世風靡した「藤井システム」を考案し、その後も研究を絶やさない姿勢は、まさに“探求者”。成功と苦悩を振り返る言葉に、憧れていた後輩棋士は感動に目を輝かせた。 【動画】熱く語る振り飛車党・藤井猛九段(7時間15分ごろ~)  藤井九段は、竜王のタイトルを3期獲得、棋戦優勝も8回を誇る。1996年度は、先述した振り飛車の戦法「藤井システム」で、新手・妙手を指した棋士に贈られる升田幸三賞を受賞。その後のタイトル獲得にもつながった。まさに藤井九段の代名詞とも言えるものだ。ただ、どんな戦法も研究され、流行り廃りがあるのが将棋界の常。藤井システムの対策も進み、一時は振り飛車を諦めようとしたが、今度は角交換振り飛車に活路を見出し、2012年度にまたも升田幸三賞を受賞。獲得こそならなかったが、王位のタイトルに挑戦するなど見事な復活劇を演じた。この姿に感銘を受けたのが、生粋の振り飛車党・山本博志四段(24)だった。両者は9月24日に行われた王座戦五番勝負の第3局で、解説として共演。ここで振り飛車ファン、藤井九段ファンにとってはたまらないトークが展開された。  藤井九段  僕が8年ぐらい前、王位戦に出たころの将棋に影響を受けたそうで。角交換振り飛車を多用していた時の「藤井将棋」ですよね。間違いないですか。  山本四段  はい!そのとおりです。  藤井九段  珍しいね。普通は「藤井システムに影響を受けて」というのだけど。角交換振り飛車の時代を見て、影響を受けた人は初めて。新鮮な気がしました。  山本四段  当然藤井システムも知っているんですが、歴史上の出来事というか、伝記のような感じで(笑)自分が小学生のころは、藤井先生が(順位戦)A級でやられていたんですけど、藤井システムというよりも四間飛車穴熊とか「藤井矢倉」をやられていた時期でした。

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(2020/09/27)