故ジョージ・フロイドさんに捧ぐ――「それでも夜は明ける」監督、新作への思いを告白(映画.com)

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 [映画.com ニュース] オスカー受賞作「それでも夜は明ける」のスティーブ・マックイーン監督最新作「Lovers Rock(原題)」が、このほど第58回ニューヨーク映画祭のオープニングナイト作品として上映された。マックイーン監督は、主演のアマラ・ジェセント・オービン、マイケル・ウォードらとともに会見に出席し、作品へのこだわりを語った。(取材・文/細木信宏 Nobuhiro Hosoki)  本作は、BBC Studiosが手掛けたアンソロジー・フィルムシリーズ「Small Axe(原題)」(全5話)の1作品。舞台は、1980年代のロンドン。白人のクラブで歓迎されなかった西インド諸島の移民たちが、自らホームパーティを開催し、恋と音楽にのめり込んでいく一夜をとらえている。パーティでの浮遊感漂う音楽とダンスシーンが魅力の作品となっており、第73回カンヌ国際映画祭にも選出されている。  マックイーン監督は「Small Axe(原題)」について「同シリーズは、イギリスの黒人の生活において、非常に重要な時期だった1968年から始まっている。それは、あのイノック・パウエル(元イギリス国会議員)が『血の川の演説』を行い世間を騒がせた同じ年なんだ。そんな時期に、フランク・クリッチロウという男が『マングローブ9』(黒人運動家団体)の基盤を作り上げる最終段階からストーリーが始まっていく」と説明。同シリーズは、60年代後半~80年代半ばを描いており、「Lovers Rock(原題)」に加えて、「Red,White and Blue(原題)」「Mangrove (原題)」「Alex Wheatle (原題)」があり、現在は「Education (原題)」の仕上げの真っ最中だ。  「今日のイギリスの黒人を作り上げた道筋となる“当時隠されていた黒人たちの遍歴”を、僕の視点でとらえたストーリーを通して伝えたかった」とマックイーン監督。ニューヨーク映画祭には、実在の人物を描いた「Red,White and Blue(原題)」「Mangrove (原題)」も選出。一方、「Lovers Rock(原題)」はイギリスの黒人の日常体験を描いている。どのようなリサーチを行ったのだろうか。  マックイーン監督「何百ものインタビューから始めた。当時を知る人々と話しながら、歴史ともいえるストーリーを想起

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(2020/09/27)