"バーチャル"国連総会の限界 混沌とする外交の舞台で菅首相はどう振る舞う(FNNプライムオンライン)

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閑散とした議場で初日から火花を散らしたのは、やはりアメリカと中国。トランプ大統領は演説時間の多くで、新型コロナウイルスを『チャイナウイルス』と呼ぶなどし、感染拡大は中国が情報開示せず、外国からの入国を拒み、他国への渡航は制限しなかったなどと、一方的に感染拡大の責任を中国に押し付けた。 対する中国は議場に出席していた国連大使が猛烈に抗議。続く習近平国家主席のビデオ演説でも「政治問題化、汚名を着せることに反対する」とアメリカを非難した。2020年11月に迫るアメリカ大統領選を明らかに意識したトランプ大統領の演説のあと、議場の出席者からの拍手も心なしか少なく感じられた。 米中の対立は、コロナ禍の安全保障理事会でも繰り広げられてきた。中国寄りだとしてアメリカが脱退を表明したWHO(世界保健機関)に言及するかなどで争い、グテーレス事務総長が求めた世界的な停戦決議は3カ月以上も議決できないまま迷走を続けた。 さらにアメリカは脱退したにもかかわらず、イランが核開発を凍結する見返りに制裁を解除するため欧米諸国と結んだ『核合意』に違反しているとして、国連による制裁復活を要求。これも敵対国イランに対して強硬姿勢を示して、保守層からの得票を期待するトランプ大統領の思惑がありありと表れていた。要求は『脱退により制裁を求める権利がない』とする大半の理事国により却下され、アメリカの安保理での孤立が際立つ結果となっている。

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(2020/09/27)