除幕式は中止になったが… 口コミで人気広がる「3Dアート動物園」は驚きの迫力(産経新聞)

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 動物園の人気者のゾウやホッキョクグマなど6種類の動物を描いた作品が、四国で随一の規模を誇る愛媛県立とべ動物園(同県砥部町)にお目見えした。「日本三古湯の一つ」といわれる道後温泉(松山市)にある道後温泉別館にある大きな絵図を描いたクリエーターの手によるもの。見る位置や角度によって平面の絵が立体的に見える「3Dアート」の手法で描かれており、来園者らを楽しませている。 【写真】まるでゾウが水中から鼻をのばしているように見える作品  ■除幕式は中止になったが人気  大きなプールを悠々と泳ぐゾウ。ぐーんと伸びた鼻は今にも子供たちに届きそうで…。というのは、ゾウの3Dアート作品。アフリカゾウのいる場所近くの通路に、高さ2メートル、幅5・3メートルの「水中を泳ぐゾウ」が描かれている。迫力満点の作品に家族連れらは歓声を上げて大喜びだ。  3Dアート作品はゾウをはじめ、国内で初めて人工保育に成功したホッキョクグマとして有名になった「しろくまピース」など6種類。園内をめぐる順路で最初に現れるピースの絵は、赤ちゃんのころのかわいらしい姿で、石垣と路面の角度を利用して描かれている。立体的に浮き出すように見え、こちらも子供らに人気がある。  県などは作品を「3Dアート動物園」として、9月6日に除幕式を予定していたが、台風10号の接近により中止に。それでも口コミなどで知っている人は多いようで、作品を見つけた家族連れらは「あ、これこれ」と駆け寄り、記念写真を撮影。今月19~22日の4連休には同園に2万6千人以上が訪れ、子供たちの元気にはしゃぐ声があちこちで弾けた。  ■テントで隠して制作  県公園緑地課によると、3Dアートは幅広い客層をターゲットに写真の撮影ポイントを提供することで、SNSで拡散されて動物園の認知度が向上することや、来園者が増加することが狙い。制作には6月中旬~8月中旬、道後温泉別館「飛鳥乃湯泉」の2階大広間にある「道後温泉界隈之絵図」を描いた松山市のクリエーター、隅川雄二さんによって行われた。  新型コロナウイルスの影響で春に臨時休園し、再開した後の作業だったが、完成してからの驚きを入園者に提供するため、制作中は現場にテントを張ったりシートをかぶせたりして、中で何の作業をしているのか分からないようにしていたという。  同園の広報担当、猪澤美里さんは「新しい楽

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(2020/09/27)