翔猿10勝、首位並走 優勝は「あと3連勝ぐらいしたら考えます」(産経新聞)

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 大相撲秋場所12日目は24日、新入幕の翔猿が若隆景をはたき込み、2敗をキープした。  2敗対決を制した翔猿は、鋭い眼光のまま、土俵上で大きく息を吐いた。気迫の残る顔でインタビュー場に姿を現し、「うれしい。どんどん攻められたのがよかった」。堂々たる相撲で、新入幕ながら10勝目。日に日に大きくなる拍手を力に変えている。  相手は同じく小柄で動きのいい若隆景。「速さ負けしないように」と肝に銘じて土俵に上がった。相手の立ち合いの変化も「頭にあった」と対策は万全。のど輪にも必死の形相で耐えた。押し相撲の攻防の後、若隆景が前に出てきたところでタイミングよく体を左に開き、はたき込んだ。  遅咲きの28歳。場所前の期待は決して大きくなかった。今や横綱不在の場所を盛り上げる功労者だ。伊勢ケ浜審判部長(元横綱旭富士)も「動きが良い。相撲が速い。やったことのない相手ばかりになると思うけど、いい相撲を取っている」と賛辞を並べる。  「初日は少し緊張したけど、今はワクワクの方が強い」。注目されるほど力を発揮する男が、優勝争いの一角で燃えないわけがない。上位と当たるであろう残り3日間も、ひと暴れしそうな予感が漂う。  新入幕力士が優勝すれば大正3年夏場所の両国以来106年ぶり。1場所15日制が定着した昭和24年夏場所以降では初の快挙となる。意欲について問われると、「あと3連勝ぐらいしたら考えます」。相撲同様にコメントもさえ渡っている。(浜田慎太郎)

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(2020/09/24)