コロナに負けず 那賀高放送部が岩出署の広報サポーター(産経新聞)

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 全国レベルの技術を誇る和歌山県立那賀高校(岩出市)の放送部の生徒らが、新型コロナウイルスの影響で活動の場が縮小する中、地元・岩出署の委嘱を受けて広報サポーターになり、活躍の場を広げている。これまでに、小学校で交通安全を呼びかける朗読などを実施。部員らはコロナ禍に負けず「技術を磨いていきたい」と前を向く。(藤崎真生)  「手を挙げない時よりかは、4倍くらい多くの車が止まってくれたので、やっぱり手を挙げることは大切なのだと思いました」「道路を渡る時には、きちんと横断歩道を、手を挙げて渡ります」  市立上岩出小(約400人)の放送室で23日、放送部長の木村文香(あやか)さん(16)=2年=は、小学生女児が書いた交通安全の大切さを伝える作文を朗読していた。  同席していたのは、岩出署交通課の上田尚宏(たかひろ)巡査部長(41)と地域課の垣内亜弥巡査(24)。新型コロナ感染拡大防止のため、放送を活用した「リモート形式」の交通安全教室の一場面だ。  教室では放送を通じ、上田巡査部長らも道路を横断する際の注意点などを呼びかけた。    ×   ×  コロナ禍が続く中、岩出署は、交通安全教室などの「人を集めて」開く広報啓発活動を実施できない状態が続いていた。  そこで着目したのが、道路を挟んで西隣にある那賀高だった。  那賀高の放送部は昨年、佐賀県で開かれた全国高校総合文化祭の「オーディオピクチャー部門」で優秀賞を受賞。同年開催のNHK杯全国高校放送コンテストのテレビ番組(ドラマ)部門などでも入賞した実績がある。  その全国レベルの実力と高い技術を見込み、岩出署では来年3月末まで、広報サポーターを委嘱することを決めた。  放送部側も、今年はコロナ禍のためNHK杯が中止になるなど活動の場が縮小しており、署からの呼びかけを快諾。広報サポーターの愛称は、仏語の「花が咲く」の意味にちなみ「フローリアサポーター」となった。    ×   ×  秋の全国交通安全運動期間中(21~30日)は小学校でのリモート交通安全教室を行ったほか、紀の川市と岩出市の防災無線でも「ひとりひとりが交通ルールを守り、交通事故を無くしましょう」と市民らに呼びかけている。  23日の上岩出小での放送は録音しており、今後も市内の別の小学校で順次放送していく予定だ。  「学校(那賀高)が掲げる

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(2020/09/24)