入国受け入れ来月再開へ 鹿児島県内の受け入れ先からは歓迎の声も(MBC南日本放送)

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政府は新型コロナの影響で制限してきた、海外からの入国者の受け入れを大幅に緩和する方向で検討に入りました。鹿児島県内の関係者からは歓迎の声が聞かれます。 政府は現在、159の国と地域からの入国を原則認めず、タイやベトナムなどアジアの7つの国や地域のビジネス関係者など一部しか認めていませんが、来月からは観光客を除いた医療、スポーツなどに関わる中長期の滞在予定者は、入国の際に2週間の待機を求めることなどを条件に、すべての国から受け入れる見通しです。 留学生を受け入れる県内の関係者からは歓迎の声が聞かれました。 (九州日本語学校 谷口学理事長)「うれしい。授業料が入ってくるのでほっとしている」 鹿児島市の九州日本語学校では、渡航制限を受けて45人が入学できず、1人72万円の授業料も受け取れていませんでした。入学予定者が意欲を失わないようオンライン授業などを行ってきましたが、渡航制限が続いたこの半年で3人が入学を取り消し、母国で就職したといいます。 政府の方針を受けて学校では24日、延期していた入学式の会場を12月に予約しました。 (九州日本語学校 谷口学理事長)「留学生が来たら、当分は気をつけないと。ほかの業種よりは気をつかわないといけない」 一方、鹿児島大学でも中国や韓国、ベトナムなどのおよそ60人がそれぞれの母国で待機を続けています。今後は受け入れに向けた準備が本格化する見通しです。 (交換留学の予定だった中国・内モンゴルの大学生・于佳敏さん)「4月から日本語学を学ぶ予定で、受け入れ停止は本当に突然でした。悲しくて毎日辛かったです。でも、私たちがどうにかできる問題でもありません。鹿児島大学からまだ通知はないですが、1日も早く日本で勉強したいです」 (鹿児島大学 畝田谷桂子グローバルセンター長)「地域の国際化など(留学生の受け入れは)大きな意味がある。歓迎すべきこと」 歓迎の一方で感染対策を万全にしたいと気を引き締めます。 (畝田谷グローバルセンター長)「感染リスクを小さくする努力、リスクを広げない対応が必要。緊張感を持って対応したい」 受け入れられる入国者の規模は最大で「1日1000人程度」となる見通しです。経済などの観点からも求める声も上がっていた入国制限の緩和ですが、再開の流れに水を差さないよう対策の徹底が求められます。

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(2020/09/24)