ZIPAIR、初の旅客便は成田-ソウル線 10月就航へ(Aviation Wire)

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 日本航空(JAL/JL、9201)の100%子会社で中長距離国際線LCCのZIPAIR(ジップエア、TZP/ZG)は、10月から成田-ソウル(仁川)線の旅客便の運航を始める。早ければ1日に就航する見通しで、同社が旅客便を運航するのは初めて。ソウル線は9月12日から貨物専用便として週5往復で就航したが、旅客便は計画通り週7往復(1日1往復)のデイリー運航を目指す。 【フルフラットになるZIPAIRのビジネスクラス】  Aviation Wireの取材によると、ZIPAIRは韓国の航空当局から認可を取得済みで、仁川国際空港の防疫態勢が整い次第就航できる見通し。機材はボーイング787-8型機で、座席数は2クラス290席で、フルフラットシートを採用したビジネスクラスにあたる「ZIP Full-Flat(ジップ・フルフラット)」が18席、エコノミークラス「Standard(スタンダード)」が272席となる。  ZIPAIRは、最初の路線となる成田-バンコク線の旅客便を5月14日に就航させる予定だったが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で延期。787を使った貨物専用便を、6月3日から週4往復運航している。タイ政府の決定により、各国の航空会社が国際線旅客便を9月末までは運航できない状況が続いており、10月以降の見通しが立ってない。  成田-ソウル線も新型コロナの影響により、週5往復の貨物専用便で9月12日に開設した。ZIPAIRは現時点で旅客便を運航しておらず、ソウル線が乗客を乗せる最初の路線になる見込み。  すでにソウル線では貨物便の就航と同時に、機内で客室乗務員が訓練を実施中。9月中にも旅客便の運航を始める計画だったが、韓国側の感染症対策などの関係で10月にずれ込んでいる。  ZIPAIRは将来的に米国西海岸への乗り入れを計画しており、バンコク線などの中距離国際線と米国への長距離路線が主軸になるが、機材稼働率を高めるため、ソウル線のような短距離国際線も一部運航する。JALのソウル路線は現在、羽田と金浦空港を結ぶ路線のみで、仁川からは2018年3月に撤退している。  今回のソウル線は、赴任や留学、帰国といった観光以外の渡航需要と、アジアと北米を結ぶ航空貨物の輸送が中心となる見込み。JALとは貨物事業のコードシェア(共同運航)を実施しており、アジ

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(2020/09/24)