イージスアショアのレーダー導入疑惑に特捜が重大関心(ニュースソクラ)

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 安倍晋三首相は、11日、ミサイル防衛に関する談話を発表した。  「迎撃能力を向上させるだけで国民の命と平和な暮らしを守り抜くことが出来るのか」という問題意識のもと、抑止力を高め、「ミサイル阻止に関する安全保障政策の必要性」を訴えた。  方策は次の内閣に委ねられたが、地上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」の代替案作成と、敵基地攻撃能力の保有など抑止力強化、の二つが柱となる。  すべては、今年6月、河野太郎防衛相が、イージス・アショアの配備停止を発表してから始まった。  閣議決定され、予算化のうえ進行していた国家事業が、管掌閣僚の判断で中断されるのは前代未聞。「一言居士」の河野防衛相だから出来たことだが、安倍首相はこれに反応、「新しい方向性を打ち出す」と述べ、敵基地攻撃能力の保有に意欲を示した。  北朝鮮や中国が新型ミサイルの開発に力を注ぎ、これまで整備してきたミサイル防衛システムでは対処できない点を踏まえ、「敵基地を叩く」と、一歩前に踏み出したわけだが、健康悪化の退陣により、自らの手で仕上げることは出来なかった。  では、イージス・アショアはなぜ配備中止となったのか。  ミサイル発射後に切り離されるブースターが、演習地ではなく周辺住宅地に落下。改修して配備するには12年を要し、2000億円が必要となる――。  河野氏は、こう説明した。確かに完成が12年先では装備が陳腐化。また、2基1600億円で始まったイージス・アショアの配備計画は、これまでにも予算が積み上げられており、この改修分を合わせると1兆円を超すと目されている。  党で行革推進本部長を経験、コスト意識の高い河野氏としては、到底、容認できなかった。加えて、そもそもイージス・アショアには、制服組を中心に反対の声が強かった。  「もっとも問題なのはレーダー選定です。採用されたのは米ロッキード・マーチンのLMSSRですが、これはまだ開発中で構想段階にとどまっていた。米海軍は、24年から最新鋭のイージス艦に米レイセオン社製のSPY-6を稼働させる。それと相互運用性がなく、実績のないレーダーを採用するなどありえないことだった」(防衛省関係者)  もともとイージス・アショア購入は、安倍首相とトランプ大統領のトップ会談によって決まったもの。その合意に基づいて、17年8月の日米外務・防衛担

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(2020/09/24)