不知火高潮慰霊式 残る21年前の記憶(RKK熊本放送)

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21年前の9月24日。宇城市不知火町では高潮被害によって住民12人が亡くなりました。被災地では雨の中慰霊式がしめやかに行われました。 「高速道路の通行止も九州ほぼ全域にわたっています」(記者) 21年前の9月24日の朝、台風18号が県の北部に上陸し県内全域に大きな被害をもたらしました。 宇土半島の不知火町では高潮が発生し堤防を越えた海水が松合地区を襲いました。 「もうどこ、さわっていいかわからん状態で。着の身着のまま、そのまま2階に上がって」(被災した住民) 松合地区では高潮で小学生1人を含む12人が亡くなり多くの住宅が水没しました。 あらから21年。 24日の慰霊式には遺族や地域の人たち30人あまりが出席し、読経が流れる中、参列した人たちが焼香して犠牲者の死を悼みました。 「1階の軒近くまで水が上がって。浸水し始めてから瞬く間に水が…家から出たら目の高さに船があった」(参列者) 被害が集中した地区は、現在、土地全体が2メートルかさ上げされました。 一方で電柱には21年前の高潮のときの水位が黒い線で示され当時の痕跡を残しています。 「いま、想像を超える災害が各地で起きていますので、早期避難を心掛けたい」(松合西区長 中内朋大さん49歳) 住民の心には、消すことのできないあの日の記憶がいまも残ります。

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(2020/09/24)