競馬学校37期生9人が初めての模擬レースを経験(日刊スポーツ)

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24日、来年2月に卒業予定の騎手課程37期生による第1回となる模擬レースが千葉県白井市のJRA競馬学校で行われた。候補生は藤田菜七子騎手(23=根本)以来、5年ぶりの女性騎手を目指す永島まなみさん(17)、古川奈穂さん(20、なほ)を含め計9人。全2競走が行われ、候補生は5人と4人の2グループに分かれ、それぞれ競馬学校教官を含めて施行された。 【写真】笑顔を見せる永島まなみさん 第1R(ダート1000メートル)は、クラシックシャトル(牡8)に騎乗した永野猛蔵(18、たけぞう)君がが道中2番手から抜け出し勝利。同候補生は「内にもたれたりムチを持ち替えられなかったりしたところもあったので、次への反省点に生かしたいです」と反省を口にした。同レースでヴィアージェン(せん8)に騎乗した古川奈穂さんは好スタートから果敢にハナを切るも直線半ばで脚色が鈍り4着だった。同候補生は「スタートは良かったです。積極的に行こうと思い、出て行きましたが、コーナーで温存してあげることができればもう少し直線で粘れていました。次回はペースを守って、直線も力強く伸ばしてあげたいです」と振り返った。 第2R(ダート1000メートル)は、ワンダーヴィーヴル(牡3)に騎乗した西谷凜君(18、りん)が逃げ切り勝ち。同候補生は「スタートで遅れたが、馬がポンと出てくれたのである程度前につけようと思いました。次回はステッキワークや周りを見てもっといい競馬をしたいです」と話した。なお、同レースでヤマタケピースフル(せん3)に騎乗した永島まなみさんは、道中最後方から末脚を伸ばすも4着だった。同候補生は「ゲートを出て後ろについてしまったので、3コーナーで内側に入れればもう少し前に迫れました。後ろからでも展開を読んでスムーズな競馬ができるように心掛けたいです」と前を向いた。 台風直撃は避けられたものの、強風が吹き付け、時折横なぐりの雨も降る悪条件。それでもスタートやコーナリングなどは比較的スムーズだったように思える。候補生達はそれぞれのグループのレースを見届け、意見交換を交わすなど切磋琢磨(せっさたくま)して、互いに腕を磨こうとする姿がかいま見えた。次回の第2回模擬レースは2週間後の10月8日。現役騎手2名を含めたレースも施行予定でより厳しさを増す。来年の騎手デビューへ向け、成長を遂げる候補生達に今後も注目したい。

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(2020/09/24)