[コラム]2012年の“政治家・文在寅”が注目した「公平と正義」(ハンギョレ新聞)

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8年前、大統領候補の指名受諾演説に「機会の平等、過程の公正、結果の正義」を必ず加えてほしいと言ったとき、政治家・文在寅はどのような平等と正義、公正を念頭に置いていたのだろうか。今、大統領と若者たちの考える公正は具体的にどのような姿なのか、違いがあるなら、その隔たりをいかに埋められるのか、若者たちの声に直接耳を傾け、共感し、時には説得しようとする努力が重要だ  BTS(防弾少年団)が「意地と情熱」を語り、文在寅(ムン・ジェイン)大統領が「公正」を37回も言及した第1回青年の日の行事は、期待したほどの評価は得られなかったようだ。野党と保守系メディアのとげとげしい非難はさておき、「琴線に触れることもなく、やや空虚な感じだ」という正義党のチャン・ヘヨン議員の感想はかなり痛烈だ。式典を準備したタク・ヒョンミン儀典秘書官は、2039年に同じ行事を進行する「未来の演出者」に手紙まで書いて意味づけようとしたが、20年後を気にするほど今の現実は簡単ではない。  それでも「すべてを成し遂げることはできないかもしれないが、公正は現政府の揺るぎない目標」だと語った文在寅(ムン・ジェイン)大統領の演説に偽りはないと、私は信じている。公正が時代のキーワードに浮上するずっと前から「公平と正義」を語ってきた政治家・文在寅の態度からそれを読み取ることができる。  「機会は平等で、過程は公正で、結果は正義に見合うことになるでしょう」  2017年5月に述べた文大統領の就任演説の一部だ。今はあまりにも有名になり、激しい政争の素材として引用されるこの文言を、政治家・文在寅が初めて使ったのは8年前の2012年だった。同年9月、民主統合党の大統領候補に指名された文在寅は、候補指名の受諾演説でこのように述べた。「普通の人々が共に機会をつかめる国、常識が通じ、権限と責任が比例する社会、力のない人に寛大で、力のある人に厳しい基準が適用される社会、出馬宣言の際に市民が私に与えた“公平”と“正義”に対する要求です。私が大統領になれば、“公平”と“正義”が国政運営の根本になるようにします。機会は平等になり、過程は公正になり、結果は正義に見合うものとなるでしょう」  当時演説文を書いたのはユン・テヨン元大統領府広報首席だった。草案にはこの文言がなかったという。ユン元首席が送った演説文の草案を見た文在寅候補側が「大

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(2020/09/24)