【映像】トンネルを掘って死刑囚脱獄 インドネシアの刑務所から(アフロ)
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脱獄が珍しくないインドネシアの刑務所から9月14日、中国人死刑囚が、独房から掘ったトンネルを伝って脱獄した。
中国人死刑囚は2017年、110キロのメタンフェタミンを密輸入したとして死刑判決を受け、首都ジャカルタに隣接するバンテン州のタンゲラン刑務所に収容されていた。
当局によると、同死刑囚は厨房(ちゅうぼう)から盗んだノミやバール、ドライバーを使って、半年ほど前から長さ30メートルのトンネルを掘っており、刑務官の交代時間を見計らって脱獄したという。
同死刑囚はこれより先、未決囚として拘置されていた施設から、高さ2.5メートルの塀を乗り越えて逃亡したが、3日後にお縄になった経緯がある。
インドネシアの刑務所はどこも定員オーバーな上に、刑務官の絶対数が足りないこともあって、脱獄は珍しくはない。2018年にはスマトラ島北端アチェ州の刑務所から、礼拝の最中に90人の受刑者が塀を壊して脱獄。その1年前には、リアウ州の刑務所から400人が集団脱獄したこともある。
(インドネシア、タンゲラン、9月24日、映像:Newsflare/アフロ)