カズ最年長更新 イチローと同じ気持ちで練習の日々(日刊スポーツ)

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<明治安田生命J1:川崎F3-2横浜FC>◇第18節◇23日◇等々力 横浜FCのFWカズ(三浦知良、53)が川崎フロンターレ戦で先発出場した。13年ぶりにJ1に復帰した今季、カズが初めてJ1のピッチに立った。カズのJ1出場は07年12月1日の浦和戦以来。53歳6カ月29日での出場となり、12年11月24日の横浜戦で途中出場した中山雅史(当時札幌)の45歳2カ月1日のJ1最年長出場記録を大幅に更新した。 【写真】旗手にゴールを決められ横浜FCイレブンを鼓舞するFWカズ    ◇   ◇   ◇ 赤い主将マークを巻いてJ1のピッチに13年ぶりに立ったカズが、42歳のMF中村、39歳のMF松井と首位を独走する川崎Fに立ち向かった。前半37分には、MF松尾へのパスで前半唯一の好機の起点になった。リーグ最少失点の王者に前半はシュート0に押さえられたが、粘り強い守備で貢献しチームを鼓舞。後半11分に交代すると、等々力のサポーターから大きな拍手が沸き起こった。敵将の鬼木監督も、Jリーグの歴史を塗り替えたカズの奮闘をたたえ、グータッチした。 リーグ戦に出場するのはJ2だった昨年4月7日の福岡戦以来で、1年5カ月かかった。ベンチに入れない日々もメンタルを乱すことなく練習を続ける。18年はJ2で40試合にベンチ入りしたが先発は0。19年3月に岐阜戦で11カ月ぶりに先発のピッチに立った際、心から感じたことがある。ちょうど親交のあるイチロー氏が東京ドームの試合を最後に引退を発表した時期と重なった。 イチロー氏は試合に出られない状況下で練習を続けてきた日々を「ささやかな誇り」と表現した。カズは「レベルも違うんですけど」と前置きし、こう続けた。「あの時の1年間、変わらずにやらないといけない、とずっと自分も思っていて。我慢して我慢して我慢して…。いつか回ってくるって。先発の試合を迎えたときに、去年の1年は大きいなと。イチローさんが言っていたことを、自分も後で感じました」。 今季も、この日を迎えるために万全の準備をしてきた。それができるのも、サッカーへの情熱に尽きる。「毎週試合に出たい、メンバーに入りたい。それだけ」。先発から外れて2、3試合で落ち込む若手も、カズの背中を見て再びサッカーと向き合う。カズの鼓舞もあり、チームは失点後も下を向かず、1点差まで追い上げた。今後は1994年に

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(2020/09/23)