巨人・菅野が史上最高年俸選手に? ペタジーニの7億2000万円更新も射程 メジャー挑戦の機は熟すもコロナ禍で…(夕刊フジ)

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 新型コロナウイルスが世界中のプロスポーツの経営に大打撃を与えるなか、プロ野球では史上最高年俸選手が誕生するかもしれない。巨人・菅野智之投手(30)だ。  菅野は22日の広島戦(東京ドーム)に開幕12連勝を懸けて先発。8回3失点で勝ち投手の権利を持って降板したが、9回に抑えのデラロサが同点とされ白星を逃した。それでも試合は9回にサヨナラ勝ち。「引き続き長いイニングを投げて、チームの勝ちにつながる投球をしたい」と球団を通じてコメントした。  勝利数、勝率で12球団トップはもちろん、防御率も唯一の1点台(1・78)をキープ。今後に大ブレーキでもなければ、最多タイ3度目の沢村賞は確実だ。杉下茂、金田正一、村山実、斎藤雅樹といったレジェンドと肩を並べることになる。  首位独走のチームは優勝マジックを1週間で8つ減らし「30」に。シーズンMVPは菅野の2度目の受賞が最有力だ。8年ぶりの日本一奪回まで導ければ、巨人のエースとして完璧なシーズンとなる。メジャー挑戦の機は熟したといっていい。  海外FA権取得は早くても来季中だが、相思相愛の巨人に入るためにドラフトで1年浪人した経緯を考慮して、山口オーナーはポスティングシステムによる1年前倒しの移籍を容認する姿勢。米球界からの注目度は高く、今季のダルビッシュ、前田ら日本人投手たちの活躍も追い風だ。  ただ、強い逆風も吹いている。コロナ禍の影響で大リーグは今年のレギュラーシーズンを60試合しか行わず、プレーオフに至るまで全試合が無観客開催。どの球団も大幅減収なうえ、米国での感染拡大は終息の気配がなく、来季も通常開催できるかは不透明だ。今オフの段階ではポスティング料もかかるため、菅野の価値に見合う条件が提示されない可能性もある。  しかも、平時でさえ適応に苦労する海外生活1年目に、余計な不安や不自由が加わるリスクを菅野がどう考えるか。大事を取って巨人残留を選べば、来季年俸は6億5000万円からさらに大幅アップ。2003、04年巨人・ペタジーニの史上最高額、7億2000万円の更新が射程に入る。(笹森倫) =金額は推定 ▼巨人

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(2020/09/23)