家庭用チルドラーメンの販売増が続く 外食代替需要で高価格帯商品が売上げ伸ばす(日本食糧新聞)

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ただし、好調な家庭用も、2021年2月以降が今年の急増の裏返しとなるので、それまでに貯金をつくっておきたい。そのため、秋冬の商品は、本格をキーワードにした商品ラインアップが揃う。業務用は、外出自粛やコロナウイルス感染対策などによって、引き続き外食産業や給食、中食などへの販売が減少している。今後は、テークアウトや出前なの新たな生活様式に対応したアイテムの提案などにより、需要を創出していく必要がある。 生(チルド)麺市場は回復基調にある。2019年度(2019年4月~2020年3月)は4年ぶりに増加着地となった。2月末の新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受け、2~3月での需要の急増も拡大に寄与した。4月以降もコロナ禍による内食需要の高まりで、生麺カテゴリーへの需要も高水準で推移している。中でも、ラーメン、焼そばカテゴリーの伸長が全体をけん引している。コロナウイルスの収束が見えない中で、この傾向は続くと予想され、生麺市場は増加が見込まれている。 コロナ禍によって、消費者の生活スタイルが大きく変化したことに伴い、生麺へのニーズも変わってきている。近年の生麺のトレンドは、シマダヤの「流水麺」を筆頭とした即食タイプが売上げを伸ばしていたが、テレワークなどにより、在宅時間、人数が増加。それに伴い、家庭内で調理する人が増えているようで、手作りニーズが拡大している。その結果、即食タイプよりは、本格や高品質な商品にニーズが流れているという。 例えば、家庭用チルドラーメンの販売増が続いている。特に外食の代替需要として高価格帯の商品が売上げを伸ばしている。ラーメンをきっかけに、生麺全体が見直されているようだ。 拡大するラーメンカテゴリーは、既存ユーザーに加え、新規需要を獲得している。ラーメンカテゴリー内で見ると、汁ありタイプが前年比3割増、つけ麺タイプが同5割増、まぜ麺タイプが同2倍増と、いずれも好調に推移している。 また、価格帯では定番価格帯の200円未満~150円以上が約4%程度の増加に対して、250円以上が約6%増、250円未満~200円以上が2割以上増加し、チルド麺の中でも高価格帯商品の伸長が目立っている。 需要の増加は内食化の拡大によって、若年層や単身世帯の新規が増えているという。チルド麺の優位性でもある本格的な麺が味わえることが再評価され、外食ラーメン店の代替とし

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(2020/09/22)