伊豆の温泉旅館が大雨の避難所に 協定結ぶ (静岡県)(静岡放送(SBS))

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 台風シーズンが続く中、県内初の取り組みが動き出しました。災害対策に積極的な街で、温泉旅館を避難所として活用するという協定が結ばれました。  9月17日、協定を結んだのは伊豆市と土肥温泉旅館協同組合です。大雨や台風などの災害が予想される場合に、組合に加盟する18の宿泊施設を、高齢者や体が不自由な人など、配慮が必要な人に優先的に避難所として提供します。 <土肥温泉旅館協同組合 野毛貴登代表理事>「ここは最大10人泊まれる。通常は一泊1人1万4000円くらいで泊まれる」  土肥地区は、駿河湾を望む温泉街です。避難してきた人は、1人1000円~3000円(消費税・入湯税は別)を支払うことで、施設に宿泊し入浴することなどができます。(※食事なし) <土肥温泉旅館協同組合 野毛代表理事>「旅館にはしっかり布団が用意されている。(登場の避難所では)基本的には板張りの硬いところで過ごすと思うが…。旅館ですからトイレもお風呂もある」 <記者>「唐津市のこちらのホテルは、避難目的の宿泊客などで満室となっています」  9月、九州を襲った台風10号では、ホテルなどに事前に避難する住民が続出しました。全国で繰り返し起きる台風災害に住民の避難への意識が高まったことや、新型コロナ対策で定員が減った避難所が満員になったためです。 <土肥温泉旅館協同組合 野毛代表理事>「年が変わって今年の早々にコロナの騒ぎになったので、密になって避難するよりは、各旅館に分散避難してもらった方が1つの手じゃないかと。何とか早く形にできたのは喜ばしいと思う」  南海トラフ巨大地震では、県内の広い範囲が震度7の揺れとなり、伊豆市土肥地区ではわずか4分程度で津波が到達するとみられています。 <住民>「(Q、避難先は?)土肥小学校」  土肥地区では、住民と行政との間で避難に関する話し合いが進められてきました。災害の発生が予想される場合に、旅館にも避難者の受け入れに協力してもらおうという話はこの頃から持ち上がっていました。また、学校の体育館など、既存の避難所ではスペースが足りないことも旅館組合に協力を求めるきっかけになりました。今回の協定によって、最大で3000人の避難者を旅館組合で受け入れることが可能になり、住民や観光客の命を守る備えがさらに盤石になると期待が高まります。 <伊豆市 菊地豊市長>「これからは防災にしっかり

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(2020/09/22)