離婚経験はもはや当たり前?2020年の米大統領選は「家族」のあり方を再考するきっかけとなるか(ハーパーズ バザー・オンライン)

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アメリカ史上、特に20世紀の間はずっと、大統領一家と副大統領一家は美徳の鏡であり、母と父、その2人から生まれた生物学上の子どもが2人以上いる核家族が当然のことながら道徳的な家族だという、誤った概念の手本となることが重要だとされてきた(ケネディ家、ブッシュ家、オバマ家は特にこのテンプレートに当てはまる)。アメリカの244年の歴史の大部分で、大統領候補者に離婚の入る余地はなく、結婚の失敗は不適格の要因になることが多かった。 しかし、恋愛や一夫一婦制、結婚が社会で果たす役割に対する考え方の進化が、有権者から政治家層にまで徐々に浸透し、この選挙周期に結実している。ステップファミリーを持つ離婚経験のある政治家(あるいは政治家の妻)というのは、もはやかつてのような乗り越えられない不名誉の烙印ではない。たとえ、一般的に離婚に対する汚名が減ってきていると示すだけだとしても、それはいいことだ。結婚生活が終わるということは、その関係がうまくいかなかったということだが、もはや一生残る傷や、家族が“失敗した“とか“壊れた“というサインではない。 2017年にトランプが大統領に就任した時、彼はアメリカ史上たった2人目の離婚経験のある大統領になった(もちろん、1人目はロナルド・レーガン)。彼と、ファーストレディには一緒に住む幼い子どもがおり、頻繁に訪ねてくる孫もいる。 では、トランプの副大統領マイク・ペンスはどうだろう? 彼は離婚経験者と結婚している。それから1選挙周期(4年)後、民主党候補に指名されたのは、2つのステップファミリーだ。11月にどちらが勝つにせよ、ホワイトハウスには継親(義理の親)がいることになる。 過去にも義理の親である大統領はいた。ジョージ・ワシントンには自分の子どもはいなかったが、マーサ夫人が前の結婚で産んだ子どもたちを育てた。ジェームズ・マディソンも、ドリー夫人が亡くなった前夫との子供を育てるのを助けた。しかし、候補者名簿に多くの融合家族がいるのは、本当の変化のように見える。

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(2020/09/21)