時計コレクターが語る、不朽の名作の魅力。(VOGUE JAPAN)

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編集N まずは百々さんが初めて買った時計について教えてください。 百々 カルティエ (CARTIER)の「タンク」です。確か26か27才くらいの時にハワイで購入しました。ベルトは気分で変えているのですが、今は元々ついていたネイビーのレザーに戻しています。今日はアリータ(ALITA)のリングとブレスレットを合わせてみました。 編集N 正方形で小さめのフェイスが上品ですね。これはずっと狙っていたものなのでしょうか? 百々 「タンク」と言えば縦長のフェイスをイメージする人が多いとは思うのですが、実はいろいろな形があって。私はこの正方形に近いデザインが好きで、購入しました。でも元々買おうと思っていたわけではなく、お店で偶然見つけて一目惚れしたんですよ。 編集N 衝動買いするにはかなりの勇気がいりませんでしたか? 百々 もちろん思い切りは必要でした(笑)。でもそこで接客してもらったときにタンクには選択肢がいろいろあることを教えてもらって。フェイスの素材がチタンにゴールドをコーティングしたものか純金かで、プライスが大きく異なるんです。見た目こそ大きな違いはないのですが、実際に持ってみると重さが全然違う。せっかくなら純金のものを頑張って買おう、と思ったのが最終的な決め手になりました。「もし傷がついた時、チタンのものは剥げてしまうけれど純金のものはそれが味となります」というお店の人のアドバイスも印象に残っています。 編集N 以前ジュエリーの回でお話されていた、「子どもに受け継げるようなものかどうか」という考え方に繋がりますね。 百々 はい。でも本当にプライスがかなり違うので、私はベースがチタンのものでも全然いいと思っています。よく人からおすすめの時計を聞かれるのですが、どんな方にでも自信を持って勧めたいのがタンクなんですよ。デザイン自体がすごく洗練されていますし、ずっと飽きずに使えるので。 編集N 私も憧れている時計のひとつです。カジュアルからフォーマルまで、どんなスタイルにもマッチするのも魅力ですよね。

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(2020/09/21)