阪神ボーア、同点弾&決勝打「ファンからエネルギーもらった」(産経新聞)
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甲子園に詰めかけた今季最多の1万1384人の前で大砲が火を噴いた。逆転勝利の立役者は、サンズの陰に隠れがちだったボーアだ。六回に同点の14号ソロアーチ、八回には決勝の適時打。「連戦の疲れもあったが、ファンからエネルギー、パワーをもらった」。アルプス席にも観客が戻り、ファンの熱気を力に変えた助っ人は充実感をにじませた。
1点を追う六回だった。京山の速球に差し込まれていた過去2打席の反省を忘れず、コンパクトなスイングを心掛けた。フルカウントまで粘った末に「しっかりコンタクトできた」という外角高めの直球をフルスイング。一直線にバックスクリーンへと運んだ。同点で迎えた八回無死二塁の場面では、国吉の変化球を右中間へ。勝負強さをいかんなく発揮した。
お立ち台では、福留の名前を挙げ「自分の打撃のタイミングやリズムが変化しているか、アドバイスを求めている」と日頃から助言を求めていることを明かした。常に謙虚な姿勢で野球と向き合う助っ人は「みんなが力を合わせた結果」と喜びをかみしめた。
負ければ3位転落となっていた一戦だった。3連敗を免れた矢野監督は「ボーアが打つと盛り上がる。どんどんチャンスでホームランを打ってもらいたい」とさらなるアーチ量産に期待を寄せた。(上阪正人)。