英保守党に巨額献金のロシア人、資金源はプーチン氏側近か=米フィンセン文書(BBC News)

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「フィンセン文書」調査報道チーム、BBCパノラマ 英与党・保守党に170万ポンド(約2億3000万円)の巨額献金をしたロシア人女性が、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領に近いロシア財閥からひそかに資金提供を受けていたことが、リークされた米財務省金融犯罪取締ネットワーク(FinCEN)の資料から明らかになった。 イギリス市民権を得てロンドンに住むロシア出身のリュボフ・チェルニューキン氏(47)は、2012年から英保守党に巨額献金を続けてきたほか、歴代3人の首相と会食したりテニスをするために、大金を払っている。 夫のウラジーミル・チェルニューキン氏(52)は、プーチン政権の財務副首相。プーチン氏に解任された後、2004年に妻とロンドンに移住し、市民権を得た。 リークされた米財務省の資料によると、夫のチェルニューキン氏は2016年に、ロシア財閥スレイマン・ケリモフ氏と関係するとされる英領ヴァージン諸島登記の企業から800万ドル(約8億3000万円)を受け取っている。米政府は2018年、ケリモフ氏がロシア政府の「悪意ある対外活動」に関わっているとして、経済制裁の対象にしている。 ドイツ銀行ニューヨーク支店の関係者は、ケリモフ氏の子供たちが取り仕切る「デフィニション・サービセス」というこのオフショア会社が移動した資金2億7850万ドル(約290億円)について当局に報告しており、チェルニューキン夫妻に払われた800万ドルもその一部だと説明しているという。 ケリモフ氏は、ロシア最大の金鉱を所有し、ロシア連邦院(上院)の議員でもある。フランスでは2016年から、脱税容疑で捜査を受けている。 リュボフ・チェルニューキン氏は2012年に保守党への献金を開始。総額150万ポンドの献金のほとんどは、ケリモフ氏が2016年4月29日に彼女の夫ウラジーミル氏へ800万ドルを送金した後のもの。ただし、ケリモフ氏からの資金が保守党への献金に使われたかどうかは、はっきりしない。 リュボフ・チェルニューキン氏の弁護士はBBCに対して、保守党への献金はロシア政府とは無関係だと話している。 「フィンセン文書」と呼ばれる2657件の文書は、米バズフィードが入手し、国際調査報道ジャーナリスト連合(ICIJ)に提供したもの。BBCの調査報道番組「パノラマ」が、各国の報道機関と提携して、漏

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(2020/09/21)