米国最高裁判事の後任人事巡り与野党が激しく対立(日刊スポーツ)

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米大統領選(11月3日投票)の争点に最高裁人事が浮上し、共和党トランプ大統領と民主党バイデン前副大統領、与野党が激しく対立している。 【図解】共和党ドナルド・トランプ氏と民主党ジョー・バイデン氏の比較 欧米の報道などによると、リベラル派の象徴的存在だった女性判事ルース・ベイダー・ギンズバーグ氏が18日に死去し、トランプ氏は早急に後任を指名すると発言。承認を判断する上院では、多数の共和党幹部も採決を急ぐと表明した。バイデン氏は今回選ばれた大統領が決めるべきと主張。20日も共和党の上院議員に対し「あなたの良心に従ってほしい」と承認に反対するよう訴えた。 9人で構成される最高裁判事は終身制で、その構成、判断が、銃規制や人工妊娠中絶、公民権など国論を二分する問題を左右する。米国社会に長年にわたり大きな影響を与えるため、全米の注目を集めている。人事は大統領が指名し、上院の過半数で承認される形。従来は保守派5人、リベラル派4人。トランプ氏は就任以来、保守派2人を指名したが今回も保守派の女性を指名するとされ、実現すれば保守派6人、リベラル派3人となり、さらに保守化が進む可能性がある。 議会の攻防も激化している。上院は定数100。共和党は53議席だが、2人が大統領選前の人事に反対表明するなど、慎重な意見も出ている。上院選が近いこともあり、情勢は微妙だ。 87歳で亡くなったギンズバーグ氏は最高裁判事を27年間務め、女性や少数派などの権利を強く推進。「RBG」の愛称で広く親しまれ、映画にもなった。死去の数日前に「最大の願いは、新しい大統領が決まるまで、私の後任が選ばれないこと」と話したという。

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(2020/09/21)