ダルビッシュ7回痛恨弾 サイ・ヤング最終登板次第(日刊スポーツ)

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<カブス0-4ツインズ>◇20日(日本時間21日)◇リグリーフィールド サイ・ヤング賞の行方は-。カブスのダルビッシュ有投手(34)が20日(日本時間21日)、ツインズ戦に先発し、7回途中9安打4失点で3敗目(7勝)を喫した。依然として最有力候補ながらも、防御率は2・22とリーグ7位に後退。残り1試合の最終登板が、投票結果を左右しそうだ。 【写真】7回、降板となりリゾらに声をかけられるダルビッシュ    ◇   ◇   ◇ 7回、ケプラーに喫した2ランが、痛かった。ダルビッシュにすれば、失投ではなく、内角低めへの時速142キロのカットボール。「狙ってたのかな」。降板を告げられただけでなく、この2失点で防御率は2・22まで上昇し、リーグ7位まで下降した。 これまでダルビッシュは、MLB公式サイトの担当記者によるサイ・ヤング賞の予想投票で1位にランクされるなど、最有力候補に挙げられてきた。今季は60試合の短縮シーズンでもあり、当初から激戦は想定内だった。それでも、全米中継したスポーツ専門局「ESPN」でゲスト解説を務めたA・ロドリゲス氏(元ヤンキース)は、試合序盤に「この男しかないでしょう」と、ダルビッシュに太鼓判を押した。 だが、7回の1発で雲行きは怪しくなった。同局でリポーターを務めるベテランのバスター・オニール記者は、ゴルフのメジャー大会の最終日に例え「17番ホールでダブルボギーを打ったようなもの」と痛恨の1発を表現した。今季はハイレベルな戦いとなっており、ナ・リーグの防御率上位3人は1点台。ダルビッシュの場合、残り1試合を7回無失点で2・01、7回2/3無失点で1・99と、2点台を切るためのハードルは高い。 もっとも、勝利数(7=リーグ1位タイ)、奪三振(88=同2位タイ)、投球回数(69=同2位タイ)と、主要部門で上位にランクされており、有力候補の筆頭であることに変わりはない。これらにWHIP(1イニングあたりの許走者=安打+四球)、被打率などの判断基準が加味される。今季の場合、同地区内での対戦に限られ、各担当記者が他地区の投手を見る機会が少ないため、投票が分散する可能性も高い。 いずれにして、ダルビッシュを含め上位投手の最終登板次第。プレーオフ争いだけでなく、サイ・ヤング賞など個人タイトルの行方も、最後まで予断を許さない状況となってきた。

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(2020/09/21)