「言い換え」力を鍛えれば、コミュ力は向上できる! 軋轢を生まない話し方のコツ(HARBOR BUSINESS Online)
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例えば、朝令暮改の上司がいたとして、「コロコロ考えが変わって、トンデモない上司だ」と、面と向かってでも影でも決して言わずに、「なんと柔軟なのだ」「臨機応変で素晴らしい」と言っていると、自分のモチベーションが上がっていることに気づくはずだ。
「あの人は意思が弱くてダメだ」と言う代わりに、「相手に合わせられる人だ」と肯定的に言う。「計画性がなくて困ったものだ」とつぶやくのではなく、「変化を厭わないところは、さすがだ」と認める。
過去の成功談ばかり話す上司に、「いつまで過去にこだわっているのだ」と呆れるのではなく、「経験を大事にする人なのだな」とポジティブに捉える。「話が長い」取引先の社長に、「また始まった」とあきれるのではなく、「丁寧に話そうとしているんだな」「聞き手に親切なつもりなんだな」と捉える方法だ。
「そんなの言葉のまやかしではないか」と思うかもしれないが、試しにやってみるとよい。最初は否定表現をむりやり肯定表現に切り替えている感じを持つだろうが、何度が実施していると反射的に肯定表現が浮かぶようになる。