キャバクラもマスク定着 山梨で休業要請の個別解除進む(産経新聞)

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 「夜の街」と呼ばれる、接待を伴う飲食店の新型コロナウイルス感染対策が山梨県内で進んできた。業界団体の山梨県社交飲食業生活衛生同業組合の鴻上(こうがみ)貴史副理事長が社長を務める甲府市中央のキャバクラ「クラブ ヴォーグ」を訪ねると、マスクやフェースシールドを着けた女性キャストたちが出迎えてくれた。(渡辺浩)  ■14のチェック項目  「いらっしゃいませ。失礼します」。ヴォーグでは客が入店する際に男性スタッフが非接触型体温計で検温し、手の消毒のほか、名前や連絡先の記入を求める。拒んだときは入店を断るが、今まで書かなかった客はいないという。マスクを着けずに来る客も皆無だ。  キャストたちもマスクかフェースシールド姿が定着した。テーブルに設置されたアクリル板越しに乾杯し、大きな声を出さずに歓談している。  せなさん(24)は「マスクが普通の世の中になったので抵抗はありません」。フェースシールド姿のせりかさん(37)も「お客さまも私たちも安心なので当然です」と話した。  ヴォーグではこのほか「1人当たり毎時30立方メートルの換気量確保」「店舗定員の50%を目安とし、混み合う場合は入店を制限」といった組合作成の計14のチェック項目を満たしているか毎日点検している。  ■生き残りへ対策  山梨県はキャバクラなど接待を伴う飲食店への休業要請を続けた上で、感染対策を講じた店については要請を個別解除している。ヴォーグは4月以降休業していたが、7月21日にいち早く解除を受け全面再開していた。  組合員の中には「夜の街にマスクはそぐわない」という意見もあった。だが、8月上旬に解除を受けていない甲府市のキャバクラでクラスター(感染者集団)が発生し、長崎幸太郎知事が解除を受けないまま営業を続けた場合は店名を公表すると表明したことから状況は一変した。  組合の村瀬信成理事長によると、加盟店のうち接待を伴う飲食店は約70店。既に50店ほどが休業要請を解除されたか、解除見込みだという。今月16日に開かれた総会で村瀬理事長は「業界は疲弊しているが、感染防止を徹底して生き残ろう」と呼び掛けた。  ■「安全」アピール  長崎知事は夜の街自体を問題視しているわけではない。知事によると、感染したキャバクラのキャストは勤務後、客と一緒に別のキャバクラを訪れたが、その店は解除を受けていたた

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(2020/09/21)