手強い野心家・菅首相、『君主論』を胸に時を待っていた(2)(中央日報日本語版)

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◆『君主論』『リーダーを目指す人の心得』『豊臣秀長 ある補佐役の生涯』などが愛読書 菅氏自身が明らかにした愛読書、生活スタイル、そして履歴を基に分析すると菅氏の意外な面が次々と現れる。愛読書を見れば菅氏の野心が隠然と分かる。日本経済新聞によると、菅氏が明らかにした愛読書はマキャベリの『君主論』、日本通産省官僚出身の小説家である堺屋太一氏の小説『豊臣秀長 ある補佐役の生涯』、米国の元国務長官であるコリン・パウエル氏の著書『リーダーを目指す人の心得』だ。菅氏の性分と目指すところ、そして野心が推察できる本だ。 決して読みやすいとは言えないマキャベリの『君主論』を愛読書として胸にやってきたという話は、菅氏が強力な政治を夢見る野心的な人物であることを示している。近代政治哲学の扉を開いたこの本は、観念的な理想論よりも実質的な真理を引き出すことが重要だと強調する。新しい国家をつくり、政治的目的を達成するためには非道徳的な手段を使うことも正当化できるという主張も含んでいて、ときには論争の的にもなってきた。 堺屋氏の小説の主人公である豊臣秀長は、戦国時代を終わらせて天下統一を成し遂げた豊臣秀吉の異父弟だ。財政と行政を受け持ち、兄が軍事と政務に専念できるように補佐した。その結果、兄が天下統一を成し遂げただけでなく、自身も100万石に達する巨大領地を確保して栄華を享受することができた。補佐官として最高の境地に達したことはもちろん、これを基に個人的な栄華もかなり享受した人物だ。秘書室長として業務を調整することで自身の野望を達成したわけだ。7年8カ月間にわたって官房長官を務め、首相になった菅氏とも一脈相通じる人物だ。 リーダーに関する本を書いたパウエル氏は、アフリカ系米国人として初めて合同参謀本部議長と国務長官を務めた人物だ。自身の背景や環境を恨まず、黙々と道を切り開いてきたとの評価がある。その結果、米国共和党のロナルド・レーガン大統領下では2年間大統領補佐官を、共和党のジョージ・HW・ブッシュ大統領と民主党のビル・クリントン大統領時代にわたり4年間合同参謀本部議長を歴任した。共和党のジョージ・W・ブッシュ政権では国務長官として4年間活躍した。アフリカ系初という修飾語とともに、リーダーシップの勝利という評価が常に彼の後ろをついて回った。パウエル氏も菅氏の履歴と非常によく似ている。

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(2020/09/21)