第72回エミー賞は「ウォッチメン」が最多11冠!「シッツ・クリーク」はコメディ7部門を完全制覇(映画.com)

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 [映画.com ニュース] 米テレビ界最高の栄誉とされる72回プライムタイム・エミー賞の結果が9月20日(現地時間)、発表された。通常は米ロサンゼルスのマイクロソフト・シアターで盛大に授賞式が行われるが、今年は新型コロナウイルスの影響で授賞式が中止。リモート中継や収録映像などを織り交ぜて、バーチャルで実施される異例の事態となった。  カナダ発のシチュエーションコメディ「シッツ・クリーク」が、コメディシリーズ7部門を完全制覇する偉業を達成。「シッツ・クリーク」は、転落した裕福な家族が田舎町で四苦八苦するさまを描くシチュエーションコメディで、コメディ俳優のユージン・レビが息子で俳優のダン・レビと共同で企画・製作総指揮・出演を担当。もともと批評家の評価が高い作品だったが、最終シーズンで優秀の美を飾ることになった。  ドラマシリーズ部門は、メディア帝国の後継者争いを描く「キング・オブ・メディア」が作品賞、主演男優賞、監督賞、脚本賞の4冠。また、10代の女性がソーシャルメディア社会で生きる難しさを描く「ユーフォリア EUPHORIA」での体当たり演技が評価され、ゼンデイヤ(「スパイダーマン」シリーズ)が主演女優賞を受賞。黒人女優としては、2015年のビオラ・デイビス(「殺人で無罪になる方法」)に続いて2人目。24歳での受賞は、同部門史上最年少の快挙だ。  リミテッドシリーズ部門は「ウォッチメン」が作品賞、主演女優賞、助演男優賞、脚本賞の4冠に輝いている。「ウォッチメン」は、アラン・ムーアとデイブ・ギボンズによるグラフィックノベルの金字塔を、「LOST」のデイモン・リンデロフがドラマ化した話題作。原作をそのままなぞるのではなく、人種問題など現代社会が抱える問題に向き合ったシリアスな世界観がタイムリーと評価されている。技術部門にあたるクリエイティブ・アーツ・エミー賞での結果も合わせると、今年のエミー賞で最多11冠に輝いている。「シッツ・クリーク」は9冠、「キング・オブ・メディア」は7冠となっている。  今年のエミー賞は、米ストリーミング大手Netflixが史上最多となる160ノミネートを獲得したことで話題を集めた。だが、蓋をあけてみると、Netflixの受賞数はクリエイティブ・アーツ・エミー賞を含めて21。一方、米有料チャンネルHBOは、ノミネート数こそ107と下回った

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(2020/09/21)