秋美愛疑惑には言及せず…「公正」を37回唱えた文大統領(朝鮮日報日本語版)

【リンク先抜粋】
 文在寅(ムン・ジェイン)大統領は19日「青年の日」記念の辞で「公正はキャンドル革命の精神であり、全て達成できないとしても、わが国政府の揺らぐことのない目標」と述べるなど、「公正」という言葉を37回使った。しかし文大統領は昨年のチョ・グク元法務部(省に相当)長官の子女の入試不正疑惑、さらに若者たちの間で最大の「公正問題」となっている秋美愛(チュ・ミエ)法務部長官の息子の問題については「公正の問題ではなく、政治攻勢と間違って認識しているのでは」との指摘も出ている。青瓦台(韓国大統領府)はこの日の行事に、世界トップクラスのアイドルグループ「防弾少年団(BTS)」を招待した。  文大統領は「青年の目線から公正が新たに構築されるには、採用、教育、兵役、社会、文化全般で公正が体感されなければならない」と訴えた。さらに「兵役不正、脱税調査、スポーツ界の暴力根絶に向けた努力をさらに強化していきたい」「不動産市場の安定、若者など実需要者の保護、投機抑制に対する政府の意思は断固たるもの」とも述べた。  秋長官の息子による軍での休暇延長と特別配置、通訳兵任命などをめぐる請託疑惑に対しては、若者たちからの批判が相次いでいるが、文大統領はこれについては一言も触れなかった。与党勢力のある幹部は「秋長官の息子の問題をめぐる違法性については、検察の捜査を通じてはっきりするだろう」「公正というフレームは野党勢力が政争化のために取り上げているもの」と主張した。  しかし秋長官をめぐる問題は息子の休暇特恵だけでなく、政治資金法違反にまで拡大している。秋長官が政治後援金を個人のシンクタンクに「セルフ支援」を行い、さらに私的な議員グループや江原ランド入場チケットの購入などに使用した疑惑が新たに持ち上がっているからだ。野党・国民の力の金恩慧 (キム・ウンヘ)報道官は「文在寅政権に公正を語る資格があるのか、自らふり返るべきだ」と述べた。また陳重権(チン・ジュングォン)元東洋大学教授も「チョ・グク、秋美愛事態後に公正を口にするとは、開いた口がふさがらない。夢の世界にお住みになっているようだ」と指摘した。  青瓦台のある幹部は「野党の政治攻勢に対しては、それに対応する必要も、またその価値も感じられない」「(大統領の発言は)特定の問題(秋長官問題)を念頭に置いたものではない」と反論した。

続きはこちら

(2020/09/21)