長崎市出身 平山カンタロウ 「キミと歯のうた」でメジャーデビュー NHK「みんなのうた」に採用(長崎新聞)

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 長崎市出身で福岡を拠点に活動するシンガー・ソングライター平山カンタロウ(33)が先月、ドリーミュージック(東京)からメジャーデビューを果たした。デビュー曲は子どもの乳歯の生え替わりをテーマにした「キミと歯のうた」。NHK番組「みんなのうた」の8~9月放送分に採用されている。  インディーズで9年間活動してきた平山は「メジャーデビューは10代の頃からの夢だった。いろんなテーマで曲が作れる振り幅の広いアーティストを目指したい」と抱負を語る。  中学2年でアコースティックギターを始め、高校時代はバンドを組んで地元の楽器店でライブをするなどアマチュアとして音楽活動。18歳の時、父親から勧められオリジナル曲でオーディションに出場し、最終選考に残った。「自分の音楽が認めてもらえた」。この経験がプロを目指すきっかけとなった。  北九州市立大を卒業後、2011年からアーティスト「図鑑」としてインディーズレーベルに所属。アルバム6枚と配信シングル1曲を発表した。一時期、バンドを組んでいたが18年からソロで活動し、アコースティックギターの弾き語りで福岡市内のライブハウスなどに出演してきた。  活動を続ける中、「みんなのうた」の採用曲募集を知り、チャレンジ。優しさや温かさが感じられる曲にしようと、試行錯誤を重ね、「キミと歯のうた」を書き下ろし見事採用。8月5日、曲のオンエア解禁とともにメジャーデビューした。歌詞は、永久歯に生え替わる乳歯が、幼児期一緒に過ごした子どもの健やかな成長を願いながら、別れを告げるストーリー。切なさもあるが、暗さを感じさせない軽快なリズムと明るい歌声が特徴的だ。「挑戦したことのないテーマだったが、多くの人から共感を得られる曲作りの大切さを改めて感じた」  同月7日には、長崎市の稲佐山公園野外ステージで開かれた平和祈念音楽祭に出演した。平山は被爆3世で、「図鑑」時代に原爆や命の尊さをテーマにした曲「希望と絶望の世界」と「声」を発表している。同音楽祭での演奏は東京でのスタジオ収録だったが、この2曲を感情を込めて歌い上げた。「おばあちゃんから被爆体験を聞くなどして原爆に対する怖さは子どもの頃からあった。音楽祭で平和に対する自分の気持ちを広く伝えられたことは貴重な経験になった」と話す。  「キミと歯のうた」はドリーミュージックから8月5日デジタル配信スタート。同12日、

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(2020/09/21)