【今週の☆☆☆】 話題沸騰の『TENET テネット』、衝撃サスペンス『ブリング・ミー・ホーム』、ドキュメンタリー『メイキング・オブ・モータウン』…週末観るならこの3本!(MOVIE WALKER PRESS)

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MOVIE WALKER PRESSスタッフが、週末に観てほしい映像作品3本を(独断と偏見で)紹介する連載企画。今回は、9月17日から連休中の公開作品をピックアップ。鬼才クリストファー・ノーラン監督最新作、失踪した息子を捜す母親を描く衝撃サスペンス、伝説の音楽レーベルのドキュメンタリーなど、バラエティ豊かなラインナップ! 【写真を見る】ついに公開!話題沸騰の『TENET テネット』で新たな映像体験を楽しみたい ■ノーランが仕掛けた超難解なパズル…『TENET テネット』(公開中) 観客の予想や理解の一歩先を突き進み、それでもスクリーンの中で起こっていることに一瞬も目を離せなくする。そんなクリストファー・ノーラン監督の作風が沸点に達した最新作だ。第三次世界大戦が起こるとされ、主人公は時間を逆行し、人類滅亡を引き起こす物体の回収に挑む。基本ストーリーはいたってシンプルだが、まわりが時間を順行している世界に、主人公たちが逆行して侵入していくので、複雑怪奇な風景&ビジュアルが発生。カーチェイスでは車が別方向に激走し、爆発させたビルが元に戻ったり、他の映画では観たことのないアクションに、ひたすら圧倒されるのである。ただ、時間逆行の仕組みや物語の細部をすべて理解しようとすると、混乱が深まっていくのも事実。登場人物の言動は不可解だし、伏線になりそうなネタがどうでもよかったり…。2回目で意外な発見もある。同時に、明らかに辻褄が合っていない部分にも気づく。要するにこれは、ノーランが仕掛けた超難解なパズル。だから何度観ても楽しめるし、一回観て感覚で受け止め、自分の解釈で納得してもいい。どっちもアリの稀にみる怪作だ。(映画ライター・斉藤博昭) ■“聖”と“邪”が交錯するスリリングな一作…『ブリング・ミー・ホーム 尋ね人』(公開中) “行方不明者の捜索”をテーマにした映画は世界中で作られているが、これは韓国で製作された失踪サスペンス。6年前に忽然と消えた当時7歳の息子を捜し続ける母親の姿を描き出す。ある有力な目撃情報を得た主人公は田舎の漁村を訪れるのだが、そこには釣り場を経営する怪しげな一家と悪徳警官が潜んでいる。いかなる危険もいとわずに真実を追い求める母親を演じるのは、これが『親切なクムジャさん』以来、実に14年ぶりの映画出演作となるイ・ヨンエ。今も変わらぬ美しさを保つスター女優が

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(2020/09/21)