最速のトヨタ7号車に、ル・マンの女神はまたも微笑まず。チームも「かける言葉が見つからない」(motorsport.com 日本版)

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 小林可夢偉、マイク・コンウェイ、ホセ・マリア・ロペスが乗るトヨタ7号車は、2年連続ル・マン24時間レースで最速だということを、その走りで証明していたが、機械的なトラブルで後退。またしても総合優勝には届かなかった。 【動画】2020年ル・マン24時間:フルレースハイライト  トップを快走していた7号車は、夜の時間帯にエキゾーストマニホールドにトラブルが発生。ガレージで右側のターボとエキゾーストアッセンブリーを交換しなければならず、この作業で約30分のタイムロスを喫した。  これで7号車は4番手に後退。終盤まで表彰台圏内に手が届いていなかったが、レベリオン3号車がクラッチにトラブルを抱えたことで、7号車は最終的にレースを3位で終えた。  トヨタとしては中嶋一貴/セバスチャン・ブエミ/ブレンドン・ハートレー組の8号車がル・マン3連覇を果たした一方で、チームとしては不運な7号車に心を痛めている。  7号車は昨年も、レースをリードしながら残り1時間のところでタイヤのスローパンクチャーとセンサートラブルで勝利を失っているのだ。 「7号車のドライバーたちにかける言葉を使い果たしてしまった」  そう語るのは、テクニカルディレクターのパスカル・バセロンだ。 「7号車は明らかに8号車よりも少し速かった。2年連続でル・マン制覇にふさわしかったのに、彼らにコントロールできない問題が起きた。ドライバーたちには申し訳ないと思っている」 「彼らは全てを適切に行ない、準備をしっかりしていたし、スピードもあった。チーム全体が彼らに同情している」  トヨタのチーム代表であるロブ・ルーペンも、motorsport.comに次のように話した。 「彼らは昨年よりも支配的だった。本当に上手くやって、1周以上リードしていたんだ。だからあの瞬間は耐え難いものだった。彼らを慰めようとしても、彼らはそれを望んでいなかった。彼らはそれぞれ違う形でそれに対応していた」 「今週ずっと彼らは強かったのに、なぜか8号車の方がル・マンでは少しだけ運があるような気がする。説明がつかない」  バセロンは、7号車が30分を失う原因となったエキゾーストの問題は、品質に製造上の問題があったと評価。両車に発生した他のトラブルについても説明した。 「レースのかなり早い段階でエキゾーストのトラブルが起きた。明らかに

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(2020/09/21)