仏で女性の服装巡り論争勃発(Japan In-depth)

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■ フランスで抑制されてきた女性の服装 フランスは長い間カトリックや家長制度の影響により、女性の服装は男性の目線で著しく制限されてきました。女性がみだらな服装をしていけないのはもちろんでしたが、1800年11月17日には、なんと「女性は公共の場でズボンをはいてはいけない」という条例が設定され、驚くことに、その条例は、(もちろん守られていませんでしたが)2013年1月31日に廃止になるまで存在していたのです。このように、フランスには、女性の服装が男性が作った規則で制限される時代があったのです。 だが、その規則も1960年代~1970年代のフェミニズム運動の結果、いろんな既成概念が打ち壊され、女性は開放されました。トップレスで浜辺で日光浴することが流行ったのも、自由になったことをおおいに満喫した結果の一つなのです。その勝ち取った自由を守るために、ムスリム女性の全身を覆った姿(特にベール)が非難の対象になったことも事実ですが、しかし、当時のフランスでは、それほど女性たち自身が自由に服装を選べる権利を守ることは必要なことでした。 ■ 時代により変わる風潮 しかし、最近になってその風潮に変化がみられてきています。海辺でトップレスになることをあまりよく思わない人も出てきたのです。先月には地中海に面したサントマリーラメールで、家族連れから苦情を受けた憲兵隊がトップレスで日光浴をしていたグループに服に着るよう求めたことが物議を呼びました。この件に関しては、ジェラルド・ダルマナン内相が、トップレスで日光浴する女性の権利を擁護する言葉が出ています。 しかし、実際の話、最近ではトップレスになる人は年々減少しています。2017年にIfopが実施した調査によると、トップレスで海岸にいるのは全年齢の女性の29%のみ。この割合は以外にもお隣の国スペインの49%、ドイツの41%、オランダ35%よりも大幅に低くなっています。さらに年齢が高い人にトップレスが多いようで、50歳以下に限定した調査ではその割合はさらに低くなり22%になります。1984年には、50歳以下の女性は43%がトップレスであったのに比べ、時代を追うごとに少なくなってきていることがわかります。 ■ 裸になることを避ける現代の若者 実際の話、現在のフランスの若者は、人前で裸になることがほとんどありません。筆者の娘にしても、

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(2020/09/20)