トップに9人の大混戦 秋場所V争いは照ノ富士が有利か…「連続平幕V」なら史上初(スポーツ報知)

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◆大相撲秋場所8日目(20日、東京・両国国技館)  大相撲秋場所は20日、中日を終えた。37年ぶりに複数の横綱全員が初日から休場した今場所。この日大関・貴景勝(24)=千賀ノ浦=ら1敗力士3人が敗れ、優勝争いは2敗に9人が並ぶ大混戦のもようとなった。デットヒートを制し、賜杯を抱くのは誰か。後半戦の行方を占う。  2敗の9人は、上位から大関・貴景勝、関脇・正代(時津風)。平幕に筆頭の照ノ富士(伊勢ケ浜)、そして霧馬山(陸奥)、高安(田子ノ浦)、若隆景(荒汐)、阿武咲(阿武松)琴勝峰(佐渡ケ嶽)、翔猿(追手風)と続く。この中で優勝経験があるのは、貴景勝と照ノ富士(2回)の2人だ。  前半戦を踏まえ、後半有利は照ノ富士か。両膝のけがや内臓疾患から一度は序二段まで落ちた元大関は、再入幕の7月場所で幕尻から5年ぶりのV。平幕筆頭まで番付を上げた今場所も三役以上に5勝2敗と、力を見せている。すでに上位対決を終え、残り7日間は自身より番付の低い相手との取組。取りこぼさなければ、おのずと賜杯は近づく。同一力士が平幕で2場所連続Vなら、史上初の快挙。先場所「史上最大の復活劇」を演じた元大関は、またも旋風を巻き起こすか。  今場所「番付最高位」の意地を見せたいのは、両大関だ。朝乃山は初日から3連敗したが、その後5連勝と復調模様。貴景勝もこの日2敗目を喫したが、ここまで内容は安定している。場所後半に役力士との取組を控える両大関は、千秋楽に直接対決が予想される。それまでにまずは2敗の関脇・正代を跳ね返せるか。そしてすでに照ノ富士との直接対決も終えているだけに、2017年初場所の稀勢の里以来となる「大関V」のためには、これ以上の取りこぼしは許されない。  同じく2敗には、元大関の高安や、新入幕の翔猿、幕内最年少21歳の琴勝峰など怖い存在もいる。持ち前の足腰の強さに、先場所は上位総当たりも経験した霧馬山や、元三役の阿武咲ら…。平幕の中位に位置する力士らは今後つぶし合いが予想されるが、誰が優勝戦線に残るか注目だ。

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(2020/09/20)